おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
一昨日の話になります。
1時間(一コマ)だけですが、香住高校海洋科学科1年生全生徒の授業を行いました。
夏にスノーケリング授業を開催した生徒たちです。
香住高校は兵庫県下唯一の海洋高校です。
海洋科学科は2年生から3つのコースに分かれます。
オーシャンコース・・・船の運転や船舶の仕組みを学ぶ
シーフードコース・・・食品の調理、加工について学ぶ
アクアコース ・・・海洋生物の生態や海や川の環境について学ぶ
私はアクアコースの非常勤講師です。
実はそれぞれに非常勤講師がいて、
それぞれ専門分野の授業を行います。
今回の授業は毎年今ぐらいに1年生向けに開催する
非常勤講師によるコースの魅力をアピールするプレゼンテーションです。
パワーポイントを液晶テレビに映してのプレゼンでした。
3つのコース、平たく言ってしまうと、漁業、食品加工、栽培漁業、ということになります。
これまで、漁業中心に成り立ってきた香住の基幹産業です。
正直、生徒たちもそれらを学んでその方向で就職する、というイメージがあるようです。
個人的にはこれ、とてももったいないと思うんですね。
で、今回私が1時間でお話したことは、
海の可能性について。
今私がしている仕事。
例えば、私は民宿を経営しています。
ひょっとしたら彼らの中に親が民宿をやっている生徒がいるかも知れません。
地域の漁業、食品加工に詳しいことを民宿に活かせないか?
今やただ、美味しい食材を調理して提供するだけではお客様に満足していただけない時代です。
その魚がどうやって獲られるか、獲るのに、つくるのにどんな苦労があるのか。
そういった体験談をお話できる人のいる宿って魅力的ですよね。
あるいはお客様が体験できるような作業があれば体験してもらう。
専門的な授業のある学校を出た者の強みですよね。
ダイビングやシュノーケリングガイド、磯観察指導員、更にはジオガイドやまちあるきガイド。
次代のニーズによっては今後、様々なサービス業が生まれてくる可能性だってあります。
タツノオトシゴやダンゴウオというダイバーにとってのアイドルフィッシュが香住の海にはたくさんいる。
でも地元の人は殆どそのことを知らない。
大切なのは、今ある仕事の中から選ぶのではなく、若い人たちの発想で新たなビジネスを起こしてほしい。
あるもの探しをして、そこから新しい可能性を見出してほしい。
それぐらいの気持ちでやってほしい。
そんなお話をさせていただきました。
最後の10分は韓国からのメッセージボトル、ヨウォンちゃんのビデオを全員で鑑賞。
https://www.facebook.com/Message.KoreaKasumi
これは皆、食い入る様に見ていました。
注目度抜群でした♪
なぜこのビデオを見てもらったか。
漂着物(ゴミ)からでも物語が生まれるという海の可能性を知ってもらいたかったからです。
私が伝えたかったメッセージが一人でも多くの生徒達に伝わってくれていたら嬉しいです。