城崎マリンワールドの飼育員さんにクリオネについてお話を聞きました

おはようございます！民宿美味し宿かどやのGakuです。

昨日、竹野の北前館で開催された講演会「水族館だからわかった、ハダカカメガイ（クリオネ）の生態」を聞きに行ってきました。

城崎マリンワールド飼育課チーフ伊藤公一さん

流氷の天使「クリオネ」を何故日本海で？なぜ城崎マリンワールド？今回、聴きに来ていた人にダイバーが多かったため、少し専門的な話が多かったです。今回のお話、ぜひ地元の方にも知っておいて欲しいので紹介させていただきますね。

クリオネは流氷の天使じゃない！

「流氷の天使」と言われているクリオネ。正式名称は「ハダカカメガイ」です。貝殻を持たない貝の仲間です。

クリオネは流氷がなくてもいる！

まず、クリオネが冬にしかいない、というのは違うそうで、流氷のメッカ知床では、夏にもいるそうです。また、今回、なぜ城崎マリンワールドの飼育員さんがクリオネについて語ることができるかというと、日本海で、但馬の海でクリオネの仲間を発見、実際に飼育、新たな種を見つけて和名をつけたためでもあります。

但馬で見つかったクリオネとは？

まず、クリオネは大きく分類すると４つのカテゴリーに分けられるそうです。

ニュウモデルマ科５種とクリオシプス科１種の
６種類が但馬で見つかった種類

６種の大きさのイメージ

その中でも和名がつけられた２種類に注目！

トヨオカハダカカメガイ

キノサキハダカカメガイ

なんと、「豊岡」と「城崎」の名称がつけられているのです。

城崎マリンワールドは展示だけじゃない！

城崎マリンワールドといえば、水族館、イルカショーやトドのダイビング。アジ釣りなどのイメージが強いです。でも、学術的な研究もされており、クリオネについてはしっかりとした学術研究も行っておられます。そういえば先日、追い込み漁で捕獲されたイルカの水族館入手が禁止ということになりました。城崎マリンワールドでは、イルカの繁殖技術確立へ動いているそうです。

イルカ繁殖技術確立へ　城崎マリンワールド意欲（日本海新聞）

クリオネの飼育は決して簡単なものではないそうです。

飼育や餌についても色々とお話ししていただきました

特に餌に関しては知らないこと多々。寿命に関するお話しもとても興味深いものでした。このように飼育するのが難しい生物、例えば今だと深海魚なども展示されているそうです。城崎マリンワールドはかどやから車で３０分強。見て楽しいだけでなく、学びもたくさんあります。もちろん、従来通り、お子様連れのご家族にも大人気の水族館です。ぜひ足を運んでみてくださいね。

城崎マリンワールド
兵庫県豊岡市瀬戸1090番地
TEL:0796-28-2300

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TODAY’S PHOTO
竹野の温浴施設「北前館」
竹野浜にあり、１階がレストランとお土産屋、
２階がお風呂、３階が講演のできる会場となっています。
実はかどやから一番近い外湯施設となります。