おはようございます!民宿美味し宿かどやのGakuです。いよいよシーズンを迎える活イカ。近年、夏の間高い確率で活イカをご提供できていますが、一応活イカプランは「海況不良等により活イカ入手困難な場合、事前にご連絡させていただく場合がございます。」とさせていただいてます。どれぐらいの確率で入手できないことがあるか。どんなケースで入手できなくなるのかをシーズンを迎えるにあたってご説明させていただきますね。
過去、活イカが提供できなかった回数
ズバリ、過去5年で活イカを提供できなかったのは3回です。去年梅雨時期に1回、あと、台風でお盆の時期に台風で2回です。この2つが活イカ漁ができないケースとなります。順を追って説明しますね。
ケース1.梅雨の豪雨の時
日本海側は梅雨時期に雨が降っても南風の日が多く、海はそんなに荒れません。問題は豪雨ともいうべき大量の雨が降った時です。イカは真水にとても弱いです。大雨により、海の表層が真水で覆われた場合、釣り上げたイカが真水を通った瞬間に弱ってしまいます。すると、その後いくら塩水の水槽に入れても、弱ったイカはリカバリしません。これまでも何度か挑戦してもらったのですが、陸揚げされた頃にはほぼ死んでいます。(但し、夕食でお出しする際、まだ、朝獲れイカとしてお出しすることは可能です)
ケース2.台風が日本海を横断するケース
例年、9月に多いのですが、まれに8月中に台風が日本海側までやってくることがあります。特に日本海を横断するような台風が来た時にはアウトです。日本海側まで台風がやってくるのは10月頃が多く、夏場は太平洋側だけ、ということが多いので、こちらは本当にレアケースなのですが・・・
2010年の場合。見事に日本列島通過
この進路だと完全にアウトです(>_<)
台風が日本列島に近づいたらアウト、とまでは思わなくても大丈夫です。夏の台風のほとんどは、関西付近に近づいてきても、東の方へそれていきます。イカが獲れなくなるのは「日本海側に台風が到達」し、その台風が「西日本の日本海側に来た」時だけです。太平洋を関東の方へ向かう台風や、東北の方へ抜ける台風の時は大丈夫な場合が多いのでご安心下さい。(だからこそ、2,3年に1度の割合でしか起こらないのです)
いずれにせよ、過去、120~150日分の1ぐらいの確率で起こっていますが、梅雨時期の真水問題であれば、ほぼ1日でリカバリできています。台風の際も、来る直前まで漁をしますので、1,2日ぐらいの不漁で済んでいます。万一の場合は、事前にお知らせしていただきますが、かどやの場合、
イカがなくてもおこぜ食べられるんなら行くよ~
と言ってくださるお客様が多いです。(去年は唯一活イカなしとなった1日も、お客様は全組お越しくださいました。)その場合は、活イカに勝るとも劣らない食材をご用意させていただきます。「活イカがないなら行かないよ!」ということであれば、ご予約の際、備考欄に明記しておいてくだされば幸いです。よろしくお願いします。
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TODAY’S PHOTO
かどや名物「おこぜの刺身」
活イカだけでなく「おこぜ」という
かどやの名物もぜひ^^
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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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