おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
海開きのご神事も終わり、7月もスタート。
いよいよ海シーズンですね!!
海シーズンにおける天気予報の考え方をダイビングの指導員の視点でご紹介させていただきますね。
海水浴にかぎらず、ダイビングやカヌーは勿論のこと、海釣りなどの時にも参考になる考え方です。
まず、一番の誤解。
雨が降っていると海は荒れている
これは間違いです。
雨が降っていてもベタ凪。快晴でも海は大荒れ、ということはよくあります。
ざっくり言ってしまうと
日本海側は北風の時期(8月下旬~4月)は海が荒れることが多く、南風の時期(5月~8月中旬まで)は海が穏やかなことが多い。
太平洋側はその逆です。ざっくり言ってしまうと、春夏は日本海側が穏やか、秋冬は太平洋側が穏やか。
(台風の時などの例外は除きます)
梅雨時期といえば雨が多いのですが、『雨=悪海況』ではないことがポイントです。
ちなみに波が高い、低いはどのように判断すればよいでしょうか?
私がいつも参考にしているのはナウファスです。
ナウファストップページ→エリア選択→近畿・中国・四国
とお進み下さい。
例えば、佐津海水浴場(佐津ビーチ)、もしくはその周辺は「柴山港」が目安になります。
数字が2つとアルファベットが1つ。
アルファベットは方位で波の向きです。
数字は一番上が有義波高、その下が有義周期。
簡単に言うと、波の高さとうねりの大きさです。
私たちダイバーの目安では0.5mまでがベタ凪、1.5m以上が白波が立っているレベルです。
白波が立っているレベルだと危険、とお考え下さい。
但し、風向きが北風の場合は1m以上でも危険、南風の場合は2mぐらいまでOKな場合があります。
続いてうねりの基準。
こちらは5sぐらいまで出ればほとんどうねりがないと言えます。
7sを超えるとかなりのうねりを感じます。
個人的には海釣りに行かれる方はこの海況の読み方を熟知しておいてほしいと思っています。
ちなみにナウファスはリアルタイム。
将来の波高を確認するサイトもあります。
4日先の波高予想まで確認することができます。
勿論、以前お話したリアス式海岸の影響も受けます。
入り組んだ地形となっているリアス式海岸では、単純に日本海だから海は北、北風に弱い、というわけではなく、角度によって真北ではなく真西や真東を向いている湾もあったりします。
あるいは北側に大きな島があり、それが北風を完全にブロックしている、なんて場合もあります。
いずれにせよ、最終的には目視が重要。
大きな波には近づかないこと。海釣りではライフ・ジャケットは必須でお楽しみ下さい。
雨でも海が穏やかならば、楽しく海遊びは可能ですが、逆にお天気でも波が高い日は注意が必要です。
まずは、ネットでも以上のように目安を立てることも可能です。ご参照下さい。
香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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