おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
今日は私が友人に良く聞かれる質問を一つ。
「民宿と旅館の違いって何?」
私がかどやに帰ってきた16年前は「民宿旅館」と名乗っていました。
民宿旅館???
一応、以前のホームページでは説明していたんですね。
当時私がなんて言っていたのか?
コピペしてみたのですが・・・
文章下手過ぎ!!!!!
あまりにひどいので読みやすく修正しました。
(余分な文章の削除中心です)
あくまでまだ、お部屋にトイレもない、お風呂に露天風呂もない。
築15年経った頃のまだ宿業界新人の戯言としてお読みくださいね。^^;
—–ここから
コラム『民宿旅館って何?』
「かどやは民宿旅館と書いてありますが、民宿ですか?旅館ですか?」
と聞かれることがあります。皆さんは民宿と旅館の違いってご存知ですか?
その1“民宿と旅館”
広辞苑によりますと
・民宿・・・一般民家の営む簡易な宿泊施設
・旅館・・・旅行者を宿泊させることを業とする家
とあります。
この定義ですと、かどやはお客様用のお部屋、お風呂などを持ってますので「旅館」でしょうか。
では、一般的に民宿と旅館各々の特徴とはどのようなものでしょうか?
民宿・・・安価、サ?ビス料不要、家庭料理中心で座った時点で料理が全て並んでいることが多い。
従業員イコ?ルその家の家族である
旅館・・・男女別のお風呂がある、ロビ?やカウンタ?(帳場)がある、従業員(仲居さん、女中さん)がいる。
会席料理(あるいはコ?ス)となっている
等が挙げられます。
これらはメリットでもありデメリットでもあります。
お客様によって解釈の仕方が様々です。
例えば、お客様から以下のようなご意見をいただきました。
「かどやって民宿なのに男女別で大きな内風呂があるんだね。」
「かどやって民宿なのに浴衣や歯ブラシが置いてあるんだね。」
「かどやって旅館なのに部屋にトイレとお風呂がないんだね。」
「かどやって旅館なのに帳場やロビ?がないんだね。」
クレ?ムともお褒めの言葉ともとれます。(笑)
お客様によって民宿と旅館の定義の解釈が違います。
某大手旅行会社の方に確認をとってみてみましたが明確な区分けはしていないようです。
(私がお聞きした旅行社の方は各営業所の所長判断となっているとのお答えでした)
実は、民宿と旅館の境があいまいになってきたのは、民宿側に原因があるようです。
元は民宿として開業した宿が、お客様の要望や自分の考えで、手を加えていった。
その結果、旅館の形態に近づいていきました。
近年では広辞苑にあるような定義の民宿は少なくなってきているのではないでしょうか?
かどやも現在の女将の母親が始めた頃はまさに民宿でした。
今の女将になった時に改築工事を行い、旅館的要素をとりいれたのです。
そのため、民宿とも旅館ともとれる「民宿旅館」なんて中間的な言いまわしをしています。
また、旅館規模の大きな宿でも
「民宿=家人とのふれあい感が強くて温かみがある」
というイメージを大切にしたいということで「民宿」を名乗られている旅館さんもあるようです。
確かにかどやも家族経営でこじんまりとやってます。
大型旅館よりお客様と家人のふれあいが多い宿と言えます。
その2“民宿と旅館の違いを知ることの価値”
それでは皆さんが上記の違いを知っていただくことでどんなメリットがあるのでしょうか?
最近のお客様はパックツア?などではなく、交通手段や宿を自己手配。
各々自分にあった旅行を楽しまれる方が増えてきてます。
実際当宿のような最大30名程度のお客様しかお迎えできない小規模な宿の場合。
旅行業者さんからのお客様は少なく、ほとんどが直接お申込みのお客様です。
しかし近年、お客様が旅なれされればされるほどご要望が多様化してきました。
そのため、全てのお客様のニ?ズにおこたえすることが難しくなってきました。。
そこで皆さんには民宿の特徴、旅館の特徴を理解した上で、自分が泊まりたい宿を明確にしていただきたいのです。
サ?ビスもよい、料理もよい、施設も最新で清潔、さらに安くて交通の便も自然環境もよい、なんて宿はおそらくないでしょう。
(「安くて」、というのを除けばあるかもしれませんが…)
例えば
「多少施設が古くても良いから料金が安くて料理のおいしいところがいい」
という方もいれば、
「多少料金が高くても庭のある落ち着いたお部屋のある宿が良い」
なんて方もいらっしゃることでしょう。
温泉が好きな方なら「露天風呂があること!」なんて条件をおっしゃられるかもしれません。
自分の旅の楽しみ方、あるいは今回の旅をどう楽しむのかを自分なりに決めておくこと。
そうすれば、自分の泊まりたい宿をイメ?ジすることができるかと思います。
しかし、実際自分のイメ?ジしている宿があるかどうかを知る必要があります。
そこで旅館業者である私どもにできることを考えてみました。
それは現状ありのままの宿の状態を公開すること。
「何に力をいれることをお客様への一番のサ?ビスと考えている宿なのか」
ということをご理解いただくことではないかと考えました。
お客様にそのサ?ビス内容が値段に見合っているか
自分が泊まってみたいと感じる宿かどうか
を判断していただくことではないかと考えました。
先日あるお客様に
「以前、パンフレットやホ?ムペ?ジの内容と、実際行ってみての内容とがあまりにも違う宿がありました。
かどやさんのホ?ムペ?ジに書かれていることってどのくらい本当ですか?」
という質問がありました。
特に料理に関してが多いです。
多くの宿がパンフレットやホ?ムペ?ジには特別料理(別注文料理)を含めた写真などを掲載しているようです。
それだと実際のお料理が異なります。
確かに出ると期待していた料理がでなかったらがっかりしますよね。
そのお問い合わせ以降、かどやのホ?ムペ?ジではコ?ス内容や料金をできるだけ明確に掲載するようにいたしました。
その3“『民宿旅館かどや』はこんなお宿です”
それでは、この項ではかどやのPRをいたします。(笑)
前述いたしましたように、かどやは当初民宿としてスタ?トしております。
お部屋とお風呂は築年数は古くなってまいりました。
が、お客様をお迎えするのに恥ずかしくないようにと、旅館と言っていただけるくらいの大きさと清潔感を持っております。
(と申しましても民宿のバ?ジョンアップ程度のものかもしれませんが…)
残念ながら各お部屋にバストイレはついておりません。
「お部屋にトイレやお風呂のない宿はダメ!」と言われるお客様にはご満足いただけない宿です。
浴衣やタオル、歯ブラシはご用意させていただいております。
但し、家族3名だけでやっておりますゆえ、大型旅館ほどのきめこまかいおもてなしはできない場合があるかもしれません。
それでもかどやにとってお客様への一番のサービスは、お出しするお料理にこだわっている点です。
素材は朝獲れの地物の魚介類を使用しています。
温かいもの、冷たいものをもっともおいしい温度で召し上がっていただけるように順次お出しするようにしております。
「民宿並みの料金で、旅館と同等かそれ以上のお料理をお腹いっぱい食べていただきたい」
ということを一番のモット?としています。
香住町では特に冬期の松葉ガニ料理がメインとなります。
カニは安ければいくらでも安いものがありますし、高いものもいくらでも高いものがあります。
遠路香住町までお越しいただてお食べいただくだけの価値ある良質のカニをご提供することにもこだわります。
また、ゆっくりとくつろいでお食べいただけるよう、夕食は個室、部屋食であることも徹底しております。
これは安価な民宿では珍しい試みではないかと思っております。
それ以外にかどやがどんな点に力を入れてやっているのか。
今後ホ?ムペ?ジ上で随時お話していきたいと思います。
—–ここまで
長ーーーーーーーっ
20世紀末、15年前はこんなこと言ってたんですね。(笑)
まとめますと
(ここからだけ読んでもらってもOKですw)
アットホームがウリの民宿が、設備をちょっとずつ整えて行くことで旅館化して行った。
ということです。
(短っ!先述の文章をこの一言で片づけちゃいました!)
「料理がこだわりです!」
と言っていたのも「若いな~」「懐かしいな~」って思います。笑
だって、今やどこだってこだわってますよね。
香住の民宿はどこへ行ってもお料理がおいしいのはマスト!!
そんな中で、宿としての特徴は何なのかをまだまだしっかりかけていませんでした。
あーーーー
さすがに今日はお話が長すぎますね。
今、読み返してみると私の考え方、あるいは世の中のとらえ方が変わっている部分もあります。
「民宿と旅館の違い」論。
明日も続けたいと思います。
しかし、昔の私は無駄に文章が長かった・・・(反省)
香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
↑↑↑
スマートフォンから電話番号を
タップすると直接電話できます。