おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
ここのところ毎月
香美町の小代(山側の地域)での
会議に出席しています。
1月の会議では「和牛の里」である
価値をもっと伝えていけるようになろう、
という話で盛り上がりました。
香美町小代区が「和牛の里」と言われる理由<但馬牛>
今回は面白い資料を紹介してもらいました。
この歌詞、しっかりと
牛飼いの風景が表現されているんです。
小代の皆さんが
とても共感されていたのが5番の歌詞。
「あつたの里」とは小代にあった集落の一つ
(現在は無住集落)
—–
お父出かせぎ 根雪も深く
お母せっせと 牛の世話
ここはふる里 あつたの里よ
兵庫自慢の但馬牛
—–
旦那さんはお酒の杜氏で
冬の間家をあけるため
牛の世話は奥さんが行う。
小代においてはよくある
風景だったそうです。
が、私がこの歌詞で
ビックリしたのはもう一つ。
3番の歌詞に注目!!
—–
夏の但馬に草木も茂る
子牛育ちて せりを待つ
ここはふる里 よしづるの里
兵庫自慢の但馬牛
—–
はい!
なんと、我が集落佐津のことも
歌っている歌詞があるではありませんか。
私の母親(かどやの女将)が子供の頃、
佐津の集落でも牛を飼っている家は多かったそうです。
午後から牛をつれて
佐津川河川敷に行き、牛番をするのは
子どもの仕事。
かどやの女将も子供の頃
そうやって牛と一緒に佐津川に
よく行っていたそうです。
先日、そのことを証明する
写真が見つかりました!!
昭和20年代の写真です。
昭和30年の旧香住町の広報に掲載されていました。
いや~
リアルな風景描写をしっかりとされている
歌詞だったんですね!!
ちなみに佐津がよしつる牛の里であることは
以前佐津駅にその碑がありました。
しかしこの歌、最後の6番のオチが面白いです。
—–
せりにかけられうられた子牛
二年余月で 霜降り肉よ
口に含めば とろりととけて
これが自慢の神戸肉
—–
最後、神戸肉になって
終わっているのが面白いですね^^;
日本三大和牛といえば
「松阪牛」「神戸牛」「近江牛」
です。
でも、この3地域の牛全て、
但馬牛の子牛を育てています。
血統としては但馬牛なのです。
最後、そのことを
言っちゃっているような歌詞が
とてもユニークです。
既に霜降り肉信仰がされていますので、
そんなに遠い昔の歌ではなく、
でも、風景描写が昭和20~30年代ぐらい。
歌詞からそんな想像もできて
しまうのが良いです。
この歌詞に沿った風景描写の展示とか
説明ができれば面白いね、
という話で盛り上がりました。
但馬牛ミニ博物館の活用や
実際の「牛」をテーマにした
まちあるきガイドの構築。
色々と面白くなってきました。
ガイドの仕組みが立ち上がりましたら
こちらでもご紹介させていただきますね。
香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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