おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
今日2月13日は6年前、テレビ東京系列の人気番組
「いい旅・夢気分」に出させていただいた日です。
あれからもう6年も経つんですね。
今だからお話できる裏話を少し・・・
それまでもその後も
テレビの取材というのを受けたことはあります。
しかし、この番組ほど
タレントさんと撮影スタッフの中の良い
クルーは見たことがありません。
とにかく和気あいあい、
食事のシーンなども、タレントさんたちの
素のトークを引き出す雰囲気づくりがとてもお上手、
食事の撮影中に手を止めることも殆どありませんでした。
タレントさんがトークに乗っているのも
見学させて頂いていて伝わってきましたし、
何より本当においしそうにカニを
食べてくださる結果となりました。
あ、手前に写っているのは若女将の息子です。
当時は小学校の低学年でしたが今はもう中学生です。
西郷輝彦さんは
「かにってこんなにおいしいものだったんだね。考え方が変わったよ」
とおっしゃってくださいました。
事実、当時のブログでも
それに近いことを書いて下さいました。
西郷輝彦のつぶやきblog
2008年 01月 21日 いい旅、夢気分。
—–一部抜粋
今日もまた”かにを求めて”果てない旅。
運命の瞬間は最後の夜に用意されていた!
民宿のかにがいかにボク等を感動させたか?
ちなみにこれ”かにみそ焼き”
オンエアーをお楽しみに。
—–
と、当館で食べた炭火甲羅みそ焼きを
絶賛してくださいました。
ベンガルさんもまた面白かったです。
「ボクは世界一カニが好きなんです」
とのこと。
カメラ撮影されていない時も
必死にカニを食べてらっしゃいました。(笑)
そうそう。
ベンガルさんはポン酢が苦手なのだそうですが、
当館のポン酢は美味しい!と言ってくださいました。
当館のポン酢は昆布とかつお節から作った自家製で、
市販のものよりも甘みが押さえてあります。
実は「いい旅・夢気分」ですが、
兵庫県は数少ない未放映地域なのです。
※翌週にBSジャパンで見ることはできました。
そのため、放送終了間際の時間(だと思います)から
午後10時頃まで、電話が鳴り止みませんでした。
どんな放送内容だったかも知らずに^^;
結果翌日2月14日から3月末まで平日も含め
あっという間に満室。
後にも先にもあんなにスゴイ経験はありません。
プロデューサーさんの要望で
タレントさんだからといって奮発せずに
いつもお客様にお出ししているそのままの
料理を出して下さい、とのことでした。
決して大きくない箱がにクラスの
ゆで柴山がにですが、味の方はさすがに地物のカニ。
放送以降お越しいただいたお客様にも
とても喜んでいただけ、6年経った今でも
当館の看板プランとなっています。
当館の(私の)カニに対するこだわりが認めてもらえた
そんな風に思い、とてもうれしかったです。
ただ、良いことばかりではありませんでした。
2月後半から3月というのは
松葉ガニシーズンでも比較的空室が多くなる月です。
それを狙っていつもいらっしゃる常連さんが
予約を取れないことになりました。
「テレビに出たことによって
これまでのかどやの良さが損なわれないようにね」
と、忠告して下さった常連様がありました。
言われたその時は意味を理解できませんでしたが
後々、この言葉の意味をとても実感する事となりました。
実は、この2008年2月14日から3月31日までに
いらしたお客様の80%が二度といらっしゃらなかったのです。
勿論、このテレビをきっかけに今では当館の常連さんに
なっていただいているお客様もあります。
でも、いつもいらして下さっていた
常連さんをお断りする結果となるほど、
新規のお客様をお受けしてしまっていました。
今、常連さん、リピーターさんを死ぬほど大切にしないといけない、
と思っているのはこの時の経験からです。
厳密にはこの後、もう一つ痛い思いをする機会がありました。
その件に関してはまた、いずれかお話したいと思います。
いずれにせよ、6年前のこの日、
素晴らしいテレビ番組に出させていただいたことが
当館にとってターニングポイントとなったのは
間違いありません。
記念すべき日として
今日は当時を思い出しながら
「常連さん、リピーターさんを大切にしていく」
というかどやのポリシーを再確認いたしました。
この気持ちを忘れずに
これからもガンバリマス!