これまで食べ残しの持ち帰りは建前上NGでしたが、今後条件付きでOKとなります!
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
当館では冬場、カニプランで食べきれなかった分をお持ち帰りできるように対応させていただいております。
![マイナス30度で凍結した持ち帰りのカニ](https://www.kasumi-kadoya.co.jp/blog/wp-content/uploads/2025/02/IMG_7102-1.jpg)
マイナス30度で凍結した持ち帰りのカニ
ただ、本来は「食べ残しを持って帰ってもらう」というのは食品衛生上NG行為、場合によっては保健所から注意を受ける行為でもあり、ある意味暗黙の了解として非公式に行っていることでありました。
しかし今回、消費者庁と厚生労働省は、食品ロス削減目標達成のため、「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン」を策定しました。というのも、飲食店での食べ残しは、事業系食品ロスの約4分の1を占めており、その排出要因の約5割が消費者による「食べ残し」であるという問題があったためです。
食べ残しを持ち帰ることは、食品ロス削減に有効な手段となる、と認識してもらえたわけですね。
ガイドラインでは、食べ残し持ち帰りの際の、飲食店と消費者の法的責任や、飲食店が事前に行うべきこと、消費者と事業者双方の食品衛生上の留意事項などがまとめられています。それが以下のリンク先の文章になります。
「食べ残し持ち帰り促進ガイドライン~SDGs 目標達成に向けて~」が策定
飲食店(当館のような食事を提供する宿泊施設も飲食店扱いとなります)は、食べ残しを持ち帰ることができる食品の種類や、持ち帰る際の食品の状態などを踏まえ、持ち帰って食べる際の安全性に関する注意事項を消費者に説明する必要があります。また、消費者は、飲食店からの説明を理解した上で、持ち帰る際及び持ち帰った後の食品の管理について責任を持つ必要があります。
例えば、事業者側に対しては
・食べ残し持ち帰りについて合意する際に、生ものなど食中毒の可能性が高い飲食物については持ち帰りを断ることなど、持ち帰る飲食物を特定すること
・持ち帰る飲食物の種類や状態を踏まえ、持ち帰って食べる際の安全性に関する注意事項を、口頭や書面で丁寧に説明すること
消費者(お客様)に対しては
・食べ残し持ち帰りに際しては、食中毒等の可能性を理解し、飲食店の指示に従うこと
・生ものなど食中毒の可能性が高い飲食物は持ち帰ることを避けるなど、注意すること
・持ち帰る際および持ち帰った後の食品の管理責任は、基本的に消費者にあることを認識すること
・飲食店からの説明をよく理解し、注意事項を遵守すること
・食べ残し持ち帰りに対応する飲食店の真摯性・誠実性を理解し、評価すること
などが注意事項として記載されています。
当館の場合、火を通したカニだけでなく、生のカニの場合もあります。こちらは全てマイナス30度の業務用冷凍庫で一晩冷凍した状態でお持ち帰りいただくようにします。あくまでも持ち帰りが可能なのは冬場のみとさせて頂き、夏は不可、春秋はその日の気温やお客様がクーラーボックス等をお持ちの場合のみ対応可能とさせて頂きます。また、その他の野菜やお魚等はお持ち帰りいただけないものといたします。
冬場に冷凍でお渡ししても、お帰りにかかる時間、移動中の車内温度などによって状況は変わりますので、先に書かれている通り、
持ち帰る際および持ち帰った後の食品の管理責任は、基本的に消費者にある
つまり、自宅に帰ってから持ち帰った食材が大丈夫か否かを確認、判断し、あやしければ食べない選択をしていただくこと、日持ちしなかった場合の責任は事業者側にはない旨をご理解いただかなければなりません。
事業者側として食品衛生上積極的に行うべきではなかったことですが、食品ロス削減という別の見地から見直されることとなりました。当館においてはカニを中心に持ち帰りの明確のルールを決めて執り行います。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
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