おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
松葉ガニが解禁して2回めの週末がやって来ました。
ようやくカニシーズンらしい寒さになってきましたね。
今日は、「ジオパーク」についてお話したいと思います。
えっ?!
もう寒いんだから屋外の観光は
しなくなる時期じゃない?
そう思われる方も多いかもしれません。
ですが、今だからこそ
ジオパークの本当の意味をお伝えしたいと思います。
ジオパークとはひと言でいうと
『大地の成り立ちを知ることで、
その土地特有の風土や文化を理解し、楽しめる地域のこと』
です。
ジオ=地球、大地
パーク=公園
で「大地の公園」と直訳されることもあり、
地球の活動を感じたり知ったりできる地形や場所のこと、
というイメージを持ってらっしゃる方が多いようです。
海岸の遊覧船に乗ったり、玄武洞に行くことが
ジオパークに行くことと思われがちです。
勿論、景観を見に行くこともジオパークです♪
でも、ジオパークとは
そういった景観を見に行くことだけではありません。
大地の活動が創りだしたのは景観だけではありません。
そこから生まれた風土や文化もそうです。
それらが体験出来る場所をジオパークと言うのです。
文化といえば食文化、今の時期ならばカニ。
そんなカニも
ただ、水揚げされて売られているわけではありません。
急激に深くなり、漁場の近い日本海の特性を活かし、
鮮度良く持って帰ってくることができます。
更に、日本海の閉鎖空間となった構造は
深海の水温が1年を通じて一定で、魚介類が成長、繁殖しやすい
日本海固有水による恵まれた漁場ともなっています。
生け簀で生きたまま競りをされる松葉ガニ
生きたまま販売されている紅ガニ(香住ガニ)
結果として選別日本一とも言われる
細かいランク分けが生まれ、それが松葉ガニのブランドとなったり、
生きたままで販売される付加価値が
それまで安価なカニの代名詞だったベニズワイガニを
香住ガニというブランドにまで高めたのです。
海の近く、漁港の近くだから海産物がおいしい。
それで済ませていてはもったいないです。
なぜ、おいしいのか?
なぜ、ブランドとなっているのか?
そこには必ず理由があり、ブランド化されているものには
その土地特有の理由があるはずです。
それを聞き、知り、食べる。(笑)
そんな楽しみ方のできるエリア(地域)のことを
「ジオパーク」といいます。
かどやはそんなジオパークのエリア内にある民宿です。
香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや