JR山陰本線香住発城崎温泉行減便問題を神戸新聞に取り上げていただきました!
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
以前からお話しさせていただいている香住、柴山、佐津、竹野にご宿泊いただいたお客様がお帰りの際にご利用いただいていた朝9時台の列車が減便されてしまった件。
アンケートで浮き彫りになった宿泊施設の苦悩
昨日2024.6.25.付の神戸新聞朝刊但馬欄にてJR山陰本線香住発城崎温泉行減便問題として取り上げていただきました!
今回は主に観光協会でとったアンケートの結果を取り上げていただきました。当館でも以前からお話ししている以下等の困りごとについてです。
・「来年からは(旅行の取りやめを)考える」と言われた。客足が遠のきそう
・朝食の時間が早まり、8時台の電車に乗るお客さんはバタバタ
・(11時台に乗る人は10時の)チェックアウト後も部屋を使われ、掃除や次の準備ができない
・かといって冬場に列車の時刻より早く駅へ送ってもお客さんが気の毒
また、この話は香美町議会でも取り上げられたのですが、
町としてこれに対応するつもりはない
という残念なお話も最後の方で書かれています。先日の日本海新聞さんに続き、お客様も困っているし、宿も困っているという現場の声を報道していただくことができました。
JR減便における本質的な問題
今回の記事では書かれていないのですが、今回の減便において、私が一番言いたいことが3点あります。それは
今回減便された香住9:38発(佐津駅9:48発)城崎温泉行は1日の中で2番目に乗車人数の多い列車であった
令和5年3月18日からの時刻改正に対し、告知は令和5年3月1日と、わずか18日前だった。
減便に関する観光協会や行政、宿泊施設に対する事前の調査、打診は全くなかった
という点です。
人口減少に伴う利用客の減少。赤字路線。減便されていくのは理解できます。地元として受け入れなければならないことでしょう。しかし、少しでも赤字を減らすのであればなぜ、2番目に乗車客数の多い便を廃止にしたのでしょうか。朝の学生が利用する便を除けば、学生以外に利用される最も乗車数の多い便を廃止にしたというのが経営的に考えても私には理解できません。
ひょっとして、乗車人数をカウントしていないのでしょうか。あるいは、近い将来の廃線を早めるために、わざと人気便を減便にしたのでしょうか。
残念ながら、この件に関する回答は得られていません。本来、JRは国鉄から民営化となった時に、赤字路線は黒字路線で賄い、路線を継続させるという約束事がありました。しかし、全国的にみてもそれは守られなくなってきています。
時代の流れとして受け入れないといけないのかもしれませんが、今回のように実際の利用者がいるにも関わらず、事前に地元への相談、確認もなく減便したのは正直JR西日本さんの暴挙ではないかと、大変残念に思っています。
おかしいことをおかしいと声を上げる人がいないと、同じようなことがまた全国各地で起こるかもしれません。何よりも将来起こり得る廃線時も、突然18日前に言われるのではないかというあり得ない不安も持ってしまいます。
正直、JR西日本さんも、「減便は行わざる得ないが、減便すべき便を誤った」ことを認めて欲しいのです。
利用者の多かった便を減便したのは何かの間違いだった。この便は復活させる代わりに他の時間帯の便を減らします。少なくともそういう交渉の場を持って欲しいです。(現在、そういった交渉も行政とJRとの間では行われていません)
まずは声を上げる。門前払いならば、報道に取り上げてもらう。一歩ずつであっても、現状を打開できるよう何らかの行動は今後も示していきたいと思います。
以上、忘備録として何か進展があった際には引き続きこちらのブログに残していきますね。
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