民宿に宿泊していただく際、ご注意いただきたい3つのこと
おはようございます。民宿美味し宿かどやのガクです!!
宿泊施設もホテル、旅館、民宿、ペンション、更には民泊等多様化してきています。当館はその中でも「民宿」の部類に入ります。屋号に「民宿」というフレーズがついた時に、ホテルはもちろんのこと、旅館と比べても異なることが多い点があります。今回、あえて「当館は」ではなく、「一般的に民宿では」というお話を3つ、させていただきます。
エレベーターはありません。大型スーツケースは客室に運べない場合も
当館はリニューアルをしていますが、建物自体は40年以上前に建てられた構造です。
当時、海水浴やスキーを中心として民宿やペンションがブームとなり、あちこちに建てられました。当時の多くのパターンが、2階が客室、1階が宴会場もしくは食堂でした。
現在は真ん中を仕切って食事用個室2部屋として使用しているケースが多いです。
当館の場合、1室のみ1階にも客室がありますが、概ね客室は全て2階となります。2階建10室以下の宿の場合、エレベーターはありません。階段となります。しかも40年以上、初期の民宿ブームの頃に建てられた場合、階段が急な宿が多いです。
当然ながら階段ですので、荷物は手で持って上がらなければなりません。いわゆる海外旅行等で使用するような大型のスーツケースなどは、重量によっては持って上がることができない場合があります。
そもそも、旅館や民宿は畳の部屋になりますので、屋外でタイヤを転がしたスーツケースやキャリーバッグは、汚さないように注意が必要です。靴を脱いで上がる日本の宿泊施設に1泊する際は、お車でお越しの場合、キャリーバッグは避けるのがオススメです。特に家族の荷物を1つにまとめられるから、と大きなキャリーバッグにしてしまうと取り扱いが大変です。
ロビーがない宿が多いです。チェックイン前に待機場所はありません
当館のチェックインは15時からになります。それよりも前にご到着の場合、
ロビーで待たせていただけませんか?
と言われる場合があります。残念ながら、当館はロビーはありません。また、館内にチェックイン前の客室が用意できていない時点で待機していただける場所がありません。
また、チェックイン前に確認なくお越しいただいても、買い出しや地域の会議等への出席、病院への通院で不在にしている場合もあります(会議や病院ですと電話も受けられませんのでLINEが助かります)。
チェックイン前の時間帯に到着する列車の場合は、お迎えに気ない場合もあります。
当館の場合ではありますが、これは家族だけでやっている民宿や小規模旅館ではあるあるなケースです。
チェックイン前の時間帯に宿へ立ち寄って荷物を預けたい、と言った場合でも、事前に(可能ならば前日までに)ご連絡いただいた方が確実です。
深夜や早朝のお電話はお控え下さい
大型旅館やホテルのように、いわゆる「夜警」のスタッフはおりません。家族で営んでいますので、お客様がいらっしゃる際は夜の片付けが終わってから朝に準備を始めるまでの深夜はお客様と同じようにお休みさせていただいております。
対応させていただくのは病気や災害などの緊急時のみとなります。そのため、夜21時以降から朝8時までは電話対応しておりませんのでご了承下さい。
以前は、急なお客様の呼び出し等での電話もあったのですが、いわゆる携帯電話の普及により、お客様個々に直接連絡できる時代になりました。
これにより近年はお客様の呼び出しのお電話をいただくことがほとんどなくなりました。個人情報保護の問題もあり、安易にお客様の在館をお伝えできなくなっているという背景もございます。
そのため、深夜の電話は対応していない宿が増えている旨、ご承知いただければと思います。
以上、3点。ホテルや旅館で対応してもらえることが、民宿だとできない、といったケースの代表例を紹介させていただきました。家族で営む小規模宿泊施設の当館ですので、以上の3点は全て当てはまります。これらに対して「不便だなぁー」と感じられる場合は、他の業態の宿泊施設をお選びいただくことをお勧めします。よろしくお願いします。
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