令和5年秋、カメムシ騒動顛末記
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
あと数日で令和5年度も終わりです。今年を振り返る上で一番インパクトのあった出来事。キレイな話でなくてゴメンなさい。それは
カメムシの大量発生
でした。
カメムシがいるなんて衛生的にどうなんだ!!お怒りの声もあるかもしれません。確かに完璧に除去できるものならばそうしたいところです。しかし、残念ながら木造の家屋である以上、どこからか屋内に入ってくるようで、完璧にゼロにするのは困難です。
カメムシはそんなに発生するものなのか
カメムシが大量発生する。これは3、4年に1度、秋から初冬にかけてあり得ます。毎年多く発生するものではありませんのでご安心下さい。今年大量発生したということは、来年はないかもです。
以前はよく、カメムシが大量発生した年は大雪になる、なんて言われていましたが、これは全く根拠のないお話の様です。カメムシが大量発生しても暖冬の年はありましたし、発生していなくても大雪の年はありました。
なぜ、今年は大量発生したのか。大量発生以上に我々が頭を悩ませたのはその発生時期の長さです。例年ですと、10日から2週間で少なくなっていきます。しかし今年は、10月下旬に発生しだしてから、12月中旬までその対策、処理に追われました。ピーク時は私も1時間おきに館内を巡回していました。
いつまで続くのか・・・。雪かきという大仕事が間も無く待っているのに、その前から精神的に疲弊させてくれる出来事です。何よりも我々の労力的負担以上に「お客様を不快にさせる」申し訳なさが日々ストレスになっていきました。明確に終わりを告げたと感じたのは12月17日ごろの寒波到来の瞬間です。
カメムシの生態について色々学んだ
なぜ、カメムシが大量発生するのか。年に2回、全館消毒に入って頂いている害虫駆除業者さんに聞いてみました。
まず、カメムシに限らずいわゆる昆虫類は寒さに弱く、寒波などがやってくると仮死状態になるとのこと。瓦の裏などに隠れ、寒さをしのぐとのこと。ただ、夜になると暖房の効いた家屋内へ逃げ込もうとするのだそうです。
木造家屋ですと、外部からの侵入を100%防ぐことができません。それでも、降雪を伴う様な寒波になってくると、家屋内に侵入しようとする体力も奪われ、いなくなっていくとのことです。
先週末、大雪を伴う寒波がやって来ましたが、これはまさにカメムシ駆除の役割をになっていました。実際、先週からカメムシをほとんど見かけなくなりました。
今後もカメムシの大量発生はあるのか
実はカメムシ、においを発する前に刺激を与えずに駆除できれば、その存在自体は有害ではありません。隙間対策などを行った上で、定期的な全館消毒や客室に駆除用のガムテープを置くなどしていますが、大量発生した場合は駆除が追いつかなくなるのが正直なところです。
今年に関していうと、12月に入ってから20度を越す暖かい日が何度もあったのが原因です。あの異常な暖かさの度にたくさん発生していました。今年、12月に入ってからも半月以上カメムシが発生していたのは、この異常気象のせいだったと考えて良さそうです。今後、このような12月に入ってからの温暖な気候がなければ、今回の様な大量発生はそうはないと思われます。
話によると、ミント系の匂いが苦手で近寄ってこないとか。引き続き大量発生しても近づいてこない、あるいは館内に侵入しない工夫を検討した上で、温暖な異常気象はご遠慮いただきたいなぁと思います。
とにかく、今年の11、12月はカメムシに振り回されたカニシーズン序盤でした。備忘録として顛末を記しておきます。
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