香住ガニ(紅ズワイガニ)は松葉ガニ(ズワイガニ)に比べてリーズナブルなカニ?!
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
香住がにが解禁、シーズン中なのですが、9月は11月からの松葉がにの予約受付もスタートしているため、当ブログでは圧倒的に松葉ガニのお話が多くなってしまっています。
間も無く涼しくなり、秋の旅先として”蟹”も検討したいところ。先日の香住がにまつりが報道されることで、香住ならば9、10月でもカニを食べに行けることを多くの方により一層知っていただけたことと思います。中には
松葉ガニの予約に出遅れたので、10月に香住ガニを食べにいくことにしました
なんて、お声もお客様から頂戴したりもしています。
実際、昔の3枚千円とかで売られていた時の紅ズワイガニと異なり、最近の紅ズワイガニ、特に香住で水揚げされた香住がにと呼ばれているものは、身入りも鮮度も良く、1枚数千円と決しておやすくはなくなってきています。
とはいえ、タグ付きの松葉ガニですとシーズンピークになると安いものでも1万円ぐらいになってくるのが最近ですから、松葉ガニに比べると、香住ガニ、紅ズワイガニはまだまだリーズナブルなカニと言えると思います。
ちなみに「リーズナブル」と「安物」は似て非なる言葉だと私は思っています。
紅ズワイガニが松葉ガニに比べてリーズナブルな理由
そもそもですが、紅ズワイガニが松葉ガニに比べてリーズナブルな理由は、味云々では決してありません。紅ズワイガニでも、十分美味しいですよね?ただ、松葉ガニと比べると、安くなる理由が二つあります。
1.漁獲量が圧倒的に異なる
例えば、松葉ガニ(ズワイガニ)と紅ズワイガニの漁獲量を全国的に比べた場合。
平成30(2018)年全国漁獲量は、ズワイガニが4,165トン、ベニズワイガニが14,093トンであり、ベニズワイガニがズワイガニの約4倍の漁獲量となっています。
となっています。香住においても、松葉ガニと香住ガニで同様の漁獲量差があります。圧倒的に紅ズワイガニの方が漁獲量が多く、結果として流通価格は下がります。
2.鮮度が大きく異なる
松葉ガニに比べ、紅ズワイガニの方が良くいえばジューシー、悪くいえば水っぽい傾向があるかと思います。その特性上、紅ズワイガニの方が日持ちしません。すぐに傷んでしまいます。また、生簀で生かしておくと、ずっと元気なのが松葉ガニ(ズワイガニ)です。
冷凍しても解凍してからすぐに黒くなってしまうのが紅ズワイガニの特徴でもあります。そのため、長距離・長時間輸送が難しいため、生ではあまり流通していないというのがあります。茹でたものが姿で、あるいは身取りをして水産加工品として流通するのが一般的となっています。
以上の2点から、茹でがに等加工した状態ならば流通量が増やせるため、相対的に松葉ガニと比べるとリーズナブルな価格で市場に出回っているという形になります。
逆に”生”は地元に行かないと食べられない希少価値があるのですが、松葉ガニほど漁獲が少ないわけではないので、比較的リーズナブルに食べられるということになります。
鮮度と身入りが良ければ、今や”安物のカニ”とは言われなくなってきた紅ズワイガニですが、松葉ガニに比べるとまだリーズナブルではあります。リーズナブルな理由は漁獲量と流通鮮度によるものです。決して味で価格の差がついているわけではないと個人的には思っています。
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