水深５mから奇跡的に見つかった鍵の話
おはようございます！民宿美味し宿かどやのガクです！！
今シーズンの海水浴場の営業はやや早め、８月１４日を持って終了となりました。８月も本日で終了ですが、まだまだ暑い日が続いています。
海水浴場に２つ設置していた筏も今は既に撤去されています。
現在は海遊びをお楽しみいただく場合、自己責任となりますので、お天気や海況判断、ご注意の上お楽しみいただきますようお願いします。
幸い無事事故もなく海水浴シーズンを終えられた佐津海水浴場ですが、今シーズン奇跡的なお話がありましたので紹介させていただきます。
まず、監視場では安全管理面の対応だけでなく、落とし物を届けていただいたり、問い合わせがあったりします。そんな中でのエピソードです。
落とし物の届出で多いのは水中メガネやゴーグル等です
７月中旬のお話です。
家の鍵を落としてしまったのですが
というご相談を監視所でいただいたのです。
７００mの砂浜、場合によっては海中に落としてしまった可能性もある。そんな中に落とした鍵って見つかるのは奇跡的な話です。ましてや、仮に見かけた人があってもわざわざ監視所まで届けてくれるかどうか・・・
ところが、鍵を落としたという報告をいただいてから２週間ほど経った頃でしょうか。
筏の下に鍵が落ちていたので拾ってきました
という届け出がありました。その時の監視員は普通に受け取ったのですが、何時間かあと、前月の日報に「鍵を落とした」という方の報告があったのを思い出しました。
念の為、落とし主に電話をかけて確認したところ、２つついていたキーホルダーが一致。間違いなく落とし主さんのものであると判断し、お送りさせていただいたところ、「間違いなく自分の鍵です。ありがとうございました」というお礼の電話をいただきました。
これ、すごいことだと思いませんか？
水中の落とし物ってほとんど見つからないことが多いです。更に、佐津海水浴場の筏の下って水深５m以上あります。素潜りで拾ってこようとすると、それなりに大変です。そもそも７００mもある砂浜で、しかも海中に落とされた小さな鍵が２週間以上経って持ち主に戻ることが奇跡的です。
わざわざ届けていただいた方があったのも奇跡。手前味噌ながら、落とし物の報告をしっかり日報で行っていて、情報を引き継いでいた監視員さんの日々の業務も素晴らしかったのではと思います。
暑い日の続いた今年の夏でしたが、たくさんの海の思い出も生まれたことと思います。良いこともあれば悪いこともある。でも、大切なもの（家の鍵）を無くした、という悪い経験が、喜びや奇跡に変わるのもまた素敵な思い出ではないでしょうか。
皆さんは素敵な夏の思い出が作れましたか？
海水浴場は終了しましたが、暑い日はまだまだ続きます。美味しい夏の海の幸も９月頭までは提供しています。残りの夏、暑さに留意しながら、良い思い出を作りましょうね。
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