北海道で話題のオオズワイガニ。違いは?松葉ガニ同様に美味しいの!?
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
今、北海道で「オオズワイガニ」の大量発生が問題になっています。
そもそもオオズワイガニとは?わかりやすい動画ニュースがありました。
文章で書き起こしている記事はこちら↓↓↓
いわゆる松葉ガニ(ホンズワイガニ)の仲間に分類されるのがオピリオ種。オオズワイガニはバルダイ種という名称で分けられています。
実は私、もう20年近く前ですがオピリオ種とバルダイ種という分類が気になって、どちらも取り寄せて食べたことがあります。
今回北海道で異常発生しているオオズワイガニは甲羅が7、8cmのものとのことですが、勿論、甲羅が10cm以上の大型のものも存在します。私が食べたのは、いわゆる大型クラスの脚の部分を生で入手したものです。
当時はスマホも写メもなく、食べた時の記憶しか残っていませんが、その時の印象ははっきりと覚えていて、
・見た目でオピリオ種とは明確に違っていた(脚の表面がザラザラで硬め、色もバルダイの方が更にドス黒い)
・包丁で捌く際も、オピリオ種よりも脚が硬かった
・味はオピリオ種に比べて大味。ただ、個人的にはタラバガニや花咲ガニに比べると松葉ガニ(オピリオ種)に近い味だと感じた
例えば、カニの天ぷらとかでお出しする分にはわからないかもしれませんが、焼きガニや蟹鍋でお出しするとなると、どっちが美味しいかはさておき、見た目でも味でも異なるカニであることは誰でもわかるのではないかと思った記憶があります。
ただ、この場合あくまで甲羅の大きさが12、13cmのオオズワイガニを水揚げできた時のお話になりますので、今回大量に水揚げされた小型のオオズワイガニと比較することはできません。
なお、オオズワイガニの大量発生により、カニの価格相場に影響を与えるのでは、という話もありますが、大型のものが水揚げされない限りはそういったことにならないのではないかな、と思います。ちなみに大切な話ですが
日本海側のズワイガニ(松葉ガニ・越前ガニ)は甲羅の大きさが10cm未満のものの水揚げを禁止しています。
実際、競りの場で10cmに満たないオスがにを見かけたことは一度もありません(セコガニと呼ばれる雌ガニは除きます)。
今回のオオズワイガニのニュースを見ていても、甲羅が小さいだけでなく、親指のハサミがかなり小さいことも見て取れますので、いわゆる山陰のカニ料理でお出しできるようなサイズのものはないようです。
これらが大きく育つのを待ってから水揚げできるのであれば何らかの影響は出てきそうです。いずれにせよ、カニ相場って地元の漁獲量だけでなく、世界的なカニ相場(すなわち水揚げ量や輸入量の影響)を大きく受けるものです。
11月からの松葉ガニのカニ相場にどのような影響が出るのか、こういった事例を随時注視してしまいます。安くなっていただきたくもありますが、松葉ガニ、ズワイガニのブランドに傷をつけるような展開にはなってほしいという様々な感情が芽生えてしまいます。
また何か新たな情報があったらお伝えしますね。
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