旅館や民宿の客室は畳。なので事前にご注意いただきたいこと
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
お正月的読み物として、旅館や民宿と言った和式宿泊施設についてのお話を今日はさせていただきたいと思います。当館に限らず、一般論としてのお話になります。
旅館や民宿の設備的特徴「靴を脱ぐ」「客室の床は畳」
和式宿泊施設の設備の特徴ってなんでしょうか。
館内に靴を脱いで上がる。
客室の床が畳である。
寝る際ベットではなく、布団である。
食事が椅子ではなく座布団である。
といったところでしょうか。最近は布団ではなくベッドを導入、座布団ではなく椅子テーブルでの食事で対応している旅館や民宿も増えてきました。当館も、ベッドはありませんが、食事の際の椅子テーブルは導入しています。赤ちゃん連れのお客様の時は座布団で。年配のお客様の時は椅子テーブルで、と柔軟に対応しています。
しかし、多くの和式宿泊施設は、館内に靴を脱いで上がりますし、客室の床はフローリングや絨毯ではなく、畳のところが多いと思います。
最近、都会で暮らす方は、流石に靴は脱いで家に上がりますが、部屋に入ると畳ではなくフローリングや絨毯の床で生活する人の方が増えている様に思います。
そもそも畳を使う理由とは?
畳よりもフローリングの方がお掃除が楽。メンテナンスも畳の方が手間がかかります。それでも、宿の客室の床が畳のお部屋が多いのは何故でしょうか。これは、日本家屋が畳との相性が良いという理由と同じです。
畳には断熱性や保湿性があります。日本の湿気の多い気候にあっています。また、床にそのまま寝転んだ際、クッション性があり、疲れにくいです。フローリングの上にそのまま寝転んだり座ったりすると、身体の熱が奪われやすく、冷えてしまいやすいというデメリットがあります。
「靴を脱ぐ」「畳の上に座る、寝転がる」と身体を休めることができるというのは、日本人の特性として遺伝子に組み込まれているんじゃないかと思うぐらい一般的なことではないかと私は思います。
しかし、掃除やメンテナンスに手間のかかる畳だからこその、取扱いに注意しないといけない点もあります。
畳上での滞在で注意しなければならないこと
まず、畳は裸足でも歩けるぐらい清潔な場所です。ということは、汚してはいけないという前提条件が加わります。当然ながら屋外で地面に置いたものを畳の上に置くのはご法度です。その代表的なものが、キャスターバッグです。
スーツケース、キャリーバッグ、キャリーケース、キャスターバッグ、キャスターケース等色々な名称がありますね。特に大型のものは、畳の上にタイヤの跡をつけてしまう等外国人観光客が増えた当初、温泉旅館でかつ多く起こったトラブルの一つです。
また、当館では経験ありませんが、クーラボックスを持ち込んで一晩畳の上に置いていたお客様が、結露により畳をベタベタに濡らし、畳を変色させてしまったという事故が知り合いのお宿さんでありました。やもなく畳の表替えをすることになり、1畳だけ異なる色の畳とすることはできず、全てを表替えして20万円かかったとのことでした。
汚れを落とせない、落とすだけでは済まないケースは畳の上でワインをこぼした、なんてケースもあります。
知らずのうちに畳を汚してしまう。畳の生活に慣れていない方は無意識のうちにやってしまっている可能性があります。特に、タイヤが大きめのキャスターバッグはこのトラブルが全国で多く発生しています。
以上、何気なく利用している畳のお部屋。都市部で生活している方は、畳での生活から離れた方が意外に多く、無意識のうちに汚してしまう行動をとってしまっているかもしれません。
今や、旅館や民宿に宿泊するのは、畳での生活体験となっているかもしれません。最近は特に1泊の短期旅行でもキャスターバッグを利用される方が増えています。列車のお客様もありますので、キャリーバッグを禁止にはしませんが、館内にお持ち込みの際は、屋外と屋内のどちらでキャスター(タイヤ)を転がしたものかを認識の上、取扱いにご注意下さいね。
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