第1回農業遺産「但馬牛(うし)」アンバサダー育成講習会を受講してきました!!

第1回目の講師は但馬牛博物館野田昌伸副館長  但馬牛
第1回目の講師は但馬牛博物館野田昌伸副館長 

第1回農業遺産「但馬牛(うし)」アンバサダー育成講習会を受講してきました!!

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!

昨日、兵庫県が主催する農業遺産「但馬牛」アンバサダー育成講習会が始まり、私も参加してきました。6月から9月まで、5回の講座です。

但馬牧場公園にて開催された「但馬牛アンバサダー育成講習会」

但馬牧場公園にて開催された「但馬牛アンバサダー育成講習会」

30名の応募だったのですが、私は募集がスタートして早くに申し込みしたにもかかわらず、22番目、1週間もしないうちに定員一杯に。参加者34名と若干人数がオーバーしての開催です。

今日は基礎知識として但馬牛や神戸ビーフの定義や歴史について、但馬牛博物館の展示を活用しながら学びました。

第1回目の講師は但馬牛博物館野田昌伸副館長 

第1回目の講師は但馬牛博物館野田昌伸副館長

自分の持っている知識と照らし合わせながら、復習的なお話もありましたが、最新のお話、知らなかったお話も多数ありました。例えば、但馬牛と神戸ビーフの違いについて。

但馬牛の中でも格付けが上位のものが神戸ビーフを名乗ることができる、とされています。例えば、霜降りにはランクが定められており、12ランク中レベル6以上が神戸ビーフとなり、それ以下が神戸ビーフを名乗れない但馬ビーフということになります。

但馬ビーフと神戸ビーフの霜降りによる格付け

但馬ビーフと神戸ビーフの霜降りによる格付け

ということは、但馬牛(たじまうし)の半分が神戸ビーフで半分が但馬ビーフとしてお肉になる、あるいは、霜降り上位のものだけが神戸ビーフであるならば、神戸ビーフを名乗れるお肉はごく僅かと思いがちです。

しかし、今回教えていただいたのですが、近年良質のお肉を育てる技術が進み、但馬牛の9割が神戸ビーフの認定を受けており、神戸ビーフではない但馬ビーフを得る方が難しくなってきているとのことです。

神戸ビーフを但馬ビーフとして販売することはできますが、神戸ビーフの基準に満たない但馬ビーフを神戸ビーフとして販売することはできません。しかし、但馬ビーフを提供しようとすると高い確率で神戸ビーフ相当になってしまうことになります。

確かに、当館に卸してもらっている但馬ビーフが、神戸ビーフとの差を感じなかったのは正直なところでした。

ジオ鍋で提供している但馬牛肉

今回のプログラムでは、具体的に但馬牛が他県産の黒毛和牛とどう違うのか、具体的な味の違いにまで言及して学べるカリキュラムになっている様です。そのため、但馬中のお宿さん、お肉屋さん、飲食店の方が数多く参加されています。

但馬牛アンバサダー育成講習会

但馬牛アンバサダー育成講習会にたくさんの方が参加!

今後得られた知見を宿でも活かせる様、しっかり学び、理解したいと思います。カニ同様牛肉も語れる様になれるよう、頑張ります!!

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