まん防は解除されましたが、当面は最大4組様限定で営業いたします！
おはようございます！民宿美味し宿かどやのガクです！！
昨日までをもちまして、まん延防止等重点措置は終了。本日より解除、特に制限のない営業活動が行えるようになりました。
但し、感染が完全におさまったわけではありません。あくまでピークを過ぎたに過ぎず、病床使用率の逼迫への対応に対する目処がついた。何よりも、感染による自粛が与える営業活動に対する経済ダメージが大きいと判断されたためです。
全国の感染者数（令和４年３月１９日）を見ても感染者が激減しているわけではない
引き続き感染対策が必要なのは言うまでもありません。そのため、当館では引き続きしばらくは組数制限を継続していく予定にしています。では、完全にコロナが終息した場合は、今後組数制限は解除するのか。部屋数全てを満員御礼になるほどのお客様に宿泊していただくのか。
この点に関しては、物価の高騰も踏まえ、当館としての今後の方向性についてお伝えしたいことがあります。それは、
コロナ後も組数制限を行い、少人数で滞在していただける、安心安全な宿を目指したい
ということです。
感染防止対策強化とともに物価も高騰している
コロナ禍も終盤を迎え、私たち観光業において懸念される３つのこと。
（１）感染防止対策の更なる強化
コロナ後も、感染症対策は引き続き厳重に行われると予想しています。もともと宿泊業はコロナ以上に感染力が高く、重病度の高いレジオネラやノロウイルス対策をしてきていました。更に長くコロナ禍を過ごしてきたこともあり、既にしっかり対策はできています。但し、客室の細部に至るまでの各種消毒や清掃の徹底強化により、清掃時間がコロナ前の２倍近くかかってしまっています。除菌用の様々な備品の購入も増えています。
三密対策も踏まえ、現在行って当然の施策ではありますが、コロナ前に比べ、対応経費がより多くかかっている旨、ご理解いただきたいと思います。
「消毒清掃セット」にて常時清掃
（２）物価の高騰
香住の宿にとって最も大切な食材である”カニ”の高騰はコロナ以上に大打撃でした。ロシアとの関係悪化が続く場合、更なるカニの高騰が懸念されます。
また、原油の価格高騰は温泉の湯温管理を行わなければならない温泉宿にとっては大きな負担となっています。ざっくり1.５倍ほどになった燃料代、更には電気代も今年に入ってから大幅値上げされます。
これらの価格上昇に対し、対応していかなければならなくなっています。
以上の2点、コロナ前は必要なかった経費でした。これらの分の価格上乗せを何の設備的な新規追加、改善もないままに行うのは私どもとしても大変心苦しいところです。
今後のカニ相場は特に心配です・・・
（３）政府のばらまき戦略は、今後回収局面へと転じる
ありがたいことでしたが、コロナ禍においては観光業への落ち込みに対する様々な給付金、補助金、そして緩和期にはGoToトラベルや県民割等の観光業への補助事業を政府に行ってもらいました。
しかし、これらはコロナ禍を乗り切るためのものであり、当然ながらコロナ後に回収されるお金です。どのように回収されるかわかりませんが、単純に予想すれば税金をUPするなどして、ばら撒かれた分回収されるのは間違いないと思います。つまり、物価だけでなく、税金も上がることを念頭におかなければならないでしょう。
そんな中、当館にできること
仕入れや税金が上がったから値上げが必要。経費がかかるようならば、その分も値上げしなければなりません。しかし、これまでお越しいただいているリピーターさんは以前の価格を知っておられますので、ただ価格だけが上がってしまうようでは、あまりにも申し訳ないと私は考えています。
そこで当館ができること。これまで感染拡大防止のために行っていた組数制限、人数制限を継続し、価格が高くなった分、館内をこれまでよりも少人数でお過ごしいただけることを今後当館としての優遇措置にしたいと考えました。
かどや館内「ゆったりお過ごしいただけますように・・・」
つまり、まん延防止法重点措置解除後も当面は、更に先々のことを言えばコロナ終結後も組数制限を実施し、安心安全かつ快適な少人数でご利用いただける民宿と致します。
実際、最近頂いているお客様のお声でも
感染対策がしっかりされていた
人数制限もあり、快適に過ごせた
と言ったお声も多数頂戴しています（ありがとうございます！）。
例えば夕食は原則個室対応で。お風呂に関しても、男女それぞれが他のお客様と接触する確率が極力少ない状況になるようにしております。
※なお、お風呂のご利用に関しては貸切露天風呂の併用とともに、以下の通り集中する時間を極力避けていただければ幸いです。
組数制限を行い、コロナ前のような週末館内にたくさんのお客様があふれるほど滞在されている満館状態を極力作らず、ゆったりお過ごしいただけるよう配慮し、そのことをこれまでよりも高くなった料金に見合う対応として行ってまいります。
平日ガラガラ、週末にすし詰め状態の宿泊施設ではなく、平日も週末も同様の快適性で。コロナ前当たり前だった観光シーンを変えていかなければならないと個人的には感じています。
まずは当館として、物価高騰に応じて単に値上げをするのではなく、常連さんから見ても価格が上がった分快適に滞在していただけることを実感できる状況を作ってまいります。引き続き今後ともよろしくお願いします。
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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
兵庫県美方郡香美町香住区訓谷３１９番地
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