3月の松葉ガニは質や味が落ちるのか否か問題について（令和版）
おはようございます！民宿美味し宿かどやのガクです！！
毎年3月になると耳にするお話なので、今年も書かせていただきます。ズバリ、3月の松葉ガニは質や味が落ちるのか否か問題についてです。コロナ禍、令和バージョンにアレンジしてお話しします。
3月に松葉ガニ漁が続いていることを知らない人はまだ多い
まず、最初にお話ししておきたいこと。松葉ガニ漁期は３月２０日まであります。そこから月末まで。今シーズンに関しては少しでも松葉ガニプランを楽しんでいただけるよう４月２日の土曜日まで提供させていただいております。
活けガニを生簀で確保！
１、２月にコロナ拡大、もしくは大雪によりやむ終えずキャンセルされた方がシーズン内にカニ旅行を再チャレンジできるよう数日だけ期間を長めにとりました。実際に３月に日程変更された方も多く、感染状況にもよりますが３月は１、２月よりたくさんのお客様にお越しいただけそうです。
と言っても、原則４組様までで組数限定しておりますので、安心してお越しいただければと思います。
なぜ、3月のカニは味が落ちるという話が出てくるのか
さて、その際未だ言われる都市伝説！？、
３月に入ったらカニって美味しくないんでしょ？
というご意見。当ブログでは何度もお話ししていますが、この言葉の根拠と実際のところについて、今回もお話しさせていただきます。
まず、質的な話をすれば、１、２月のカニと３月のカニに差はありません。
日本海のズワイガニが生息している水深は２００から４００mと言われています。この水深まで行くと、１年を通して同じ水温です。5度以下の低水温となります。
水深２００mぐらいまでは季節の気温の影響を受けますが、水温は気温の２ヶ月遅れです。３月は水温が最も低くなる時期でもありますので、むしろ水温で言えばベストな状況と言えます。
では、なぜ３月のカニは美味しくないというイメージが強いのか。理由は
・３月にカニ漁があることの認知度が低いから＝季節外れだと思われている
・気温が暖かくなり、鍋のイメージが薄れるから
であると考えられます。
カニ鍋は寒い季節が美味しいイメージ！？
つまり、イメージ先行で３月のカニの評価が落ちている。質的に言えば、他の月と何ら遜色なく、むしろ１、２月よりもシケの日が少ないため、出港数が確保できるので、良いカニが手に入りやすくなります。
結論としては、３月も引き続き美味しいカニをお召し上がりいただけるという事です！！最近は何月かよりも、その時に海がシケて漁獲量の少ないタイミングで来てしまったとか、GoTo等のキャンペーンでカニの価格が高騰してしまっているとか、そういった要因の方が大きいと考えた方が良さそうです。
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