ブログを２千記事以上書いていると色々な事があります。
ほとんどが良いことばかりですが、去年あった出来事を紹介しておきたいと思います。
柴山ガニ、ゴールドタグのお話
おはようございます！民宿美味し宿かどやのガクです！！
Webで検索できる良い時代です。
でも、昔に書いたブログが残っていてそこから問い合わせが来ることもしばしば。
去年、嬉しくない問い合わせがあったのです。
私の宿のホームページで柴山ガニのゴールドタグ付のカニが３万円で買えるって書いてある。その金額で売ってくれ
と。
咄嗟の電話で私、
そんなこと、ホームページに書いてないはずなのですが
と言ったら、そのお客様が電話口で大激怒。
「だったら値段を出すな」
とか電話口で騒ぎ出されたのです。
電話が終わった後、エゴサーチ（自分で自社サイトを調べてみること）をしてみると、以下のブログ記事を見つけました。
1回の競りで1枚揚がるかどうか。非常に貴重なカニで、このタグの付いたカニを仕入れようとしたら時期にもよりますが、1枚3万円ぐらいします。そもそも「番ガニ」というランクになる事自体で非常に高価になります。
２０１４年の１０月に書いたブログです。ということは２０１３年時点での相場が３万円ぐらいだったわけです。
２０１３年はロシアのカニ輸入規制が始まった年です。
すなわち、２０１４年からカニの高騰が始まりました。
翌２０１４年からゴールドタグのカニは３万円では買えない程高騰しました。ましてや、私がここに書いたのは浜値です。私が購入する場合もこの価格よりも高く買うことになります。
でもって、今回電話を受けたのが去年２０１７年１１月。３万円が相場だった２０１３年よりも４年が経過しています。
時期にもよりますが
と書いていますし、この後に
貴重な番がに、その中から選ばれしゴールドタグ付番がに。
当館でこのゴールドタグ付番がにをお出しするプランをご用意しておりま・・・せん！
と宣言しています。
この
１枚３万円ぐらい
というところだけがピックアップされて前後の文脈も確認されていない。
しかも、４年前のブログです。ホームページではなく「ブログ＝日記」です。
要は
４年前のブログに書かれていたこの料金で売ってくれ
売れないなら書くな
という電話だったわけです。
で、リンクを貼っていることからお分かりのように、私はリンク先の料金を消去していません。
そのように解釈する方がいらっしゃるということは理解しなければなりませんが、だからと言って、過去に書いたブログ記事を書き換えるのは違うと思うんですね。
当時いくらぐらいだったか、というのを知る貴重な資料でもあると思うんです。
公式サイトの料金ならば、随時書き替えるべきと思いますが・・・
ブログはあくまでブログ。思ったことを書く場です。ただ、書いた時点での相場や価格であり、何年も前のブログの価格を一部分切り抜いて交渉されても困ります。
そもそも私は宿屋さんなので、時価相場となる海産物の小売りはしていません・・・
原則固定相場のものしか小売はお受けしていません
セコガニもドンドン高価になってきていて、１ぱい千円というとビックリされます。
いや、ひょっとしてこのブログも何年か後に
「セコガニ１ぱい千円なら安い！！その価格で売ってくれ！」
という電話が入ってくるかもしれません(笑)。
ブログは日記です。書いたその時期のことであって、次の年には異なる内容になっているかもしれません。
今更ですが、昔と今とで違っている場合が多々あります。最新のブログを参考にして下さい。昔のブログの場合は「今はどうなのかな？」と疑ってみて下さいね。
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