先日、お隣豊岡市の中貝宗治市長の講演会があり、行ってきました。
豊岡市がこれまで進めてきた「コウノトリの野生復帰」のお話。歴史をさかのぼってお話を聞くことができたのがとても良かったです。
ステキな話があったので、紹介したいと思います。
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
最近は香住にも当たり前のように来鳥するなったコウノトリ。
一度は日本から絶滅しました。
豊岡市がコウノトリを復活させようと事業として動いたのは1990年頃から。
一度絶滅した種を復活させるなんて言うのは本当にできることなのか。
今では100羽以上の野生のコウノトリが飛んでいるわけですが、当時は実現不可能と思われていました。
野生復帰を実現するために様々な場所への視察も行かれたそうです。
その中の一つ、シベリアへ行かれた時のエピソードが印象的でした。
シベリアでは
コウノトリを見るのではなく、コウノトリが住む環境を見て下さい
と現地のガイドに言われたそうです。
単純に考えると広いシベリアの大地に日本はかなわない。でも、シベリアの大地の良さと日本の大地の良さって違うのではないか、と感じた。
確かにシベリアは広大。でも、永久凍土の上に成り立つ土地なので、土地は決して豊饒ではない。
逆に日本の土地は確かに狭い。でも四季があり、土地の豊饒さではシベリアに優っている。
特に今の季節。
ビックリするほど雑草が生えてくるこの生命力は大地の豊饒さを物語っている。
この時期になると、草刈が大変です。正直、余計な仕事が増えるなぁと毎年思っていますf^^;
でも、この雑草の多さは、豊饒な大地だからこその恩恵である、という発想は全くありませんでした。
確かに言われてみれば、この時期に急激に成長する草木の生命力ってすごいものを感じます。これを感じられるのがまさに日本の6月なんだなぁ~と。
また、この生命力と「コウノトリの野生復帰」が結びついているという話にも共感しました。
雨の日が多く、ネガティブになりやすい6月、今の時期だからこそ聞けて良かったお話なのでこちらのブログにも書かせてもらいました。
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