おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
当館の客室の敷布団。
この度打ち直しに出させていただくことにしました!
皆さん、布団の打ち直しってご存知ですか?
打ち直しをした布団は新品同様になります☆
そもそも、敷布団の中身ってどうなっているのでしょう?
中芯とそれを取り囲む綿
まず、中芯が2cm~3cmなのですが、当館では3cmのもので購入。
へたってくると写真の通り2cm程度になってきてしまいます。
この部分はまた新品3cmのものに取り換えます。
周りを取り囲む綿ですが、こちらをほぐして高熱・殺菌することを打ち直しと言います。
通常敷布団は1枚2万円ぐらい。打ち直しが1枚に付1万円前半です。
えっ?敷布団、ホームセンターに行けば5千円ぐらいで売ってるよ???
確かにその通りですよね。
では、ホームセンターで購入した5千円のお蒲団の中味と見比べてみましょう。
向かって右が当館の綿布団、左がホームセンターで5千円のもの
はい。左側はポリエステルですね。
ポリエステルにもメリットがあります。例えば「軽い」ということ。
布団の上げ下げという重労働のある宿泊業ではその点で言えばポリエステルの方が良いかもしれません。
が、それでも綿を使うには理由があるんですね。
いわゆる”旅館用”の敷布団は綿のものが多いのです。
綿の布団とポリエステルの布団の違い。
ググっていただければ、色々と科学的な比較も出てきます。
それらを総括してひと言でいうならば
綿布団が一番ぐっすり眠れるから
に尽きると私は思っています。
ぐっすり眠るにはどうすれば良いか?
例えば、最も快適に眠れるのは、布団の中の温度が32度~33度だそうです。
この温度、なかなか難しいみたいです。
この温度を実現させたい場合、
綿の敷布団+羽毛布団の組み合わせが最強なんだそうです。
そもそも、お客様は旅行に行ったら何をしたいですか?
国内旅行、特にお料理目当てでいらしていただく当館の場合
「ゆっくりしたい」
のではないでしょうか。
つまり翌朝
「ぐっすり寝られました」
とおっしゃっていただくのがとても重要だと思うのです。
お布団屋さんから聞いたところによると、
本当に温かくするのには、敷布団が大切、なのだそうです。
例えばたき火に当たる時、前向きにあたるのと、
背中を火に向けるのと、どちらが温かいですか?
答えは後者ですよね。
羽毛布団だから温かい、と思いがちですが、
(勿論、羽毛布団も効果があります)
敷布団にこだわることが、温かさ、安眠の秘訣だそうなのです。
その他吸水性のメリットとか、言いだすと綿の布団には
旅館向けである様々な理由がたくさんあります。
そのため、うちのようなごくごく普通の民宿でも、
良いお布団を使ってる宿ってたくさんあるのです。
佐津集落は同じお布団屋さんから仕入れている宿が多いです。
なので、お布団が”当たり”のお宿さんは多いと思います♪
全ての布団を一気に打ち直しするわけではありませんが、徐々にして行きます。
ご期待ください。