誰だってお得にカニを食べたいですよね。
〇〇さんだけ特別!!
って、事前に用意できるのか。
少なくともカニに関してはこれ、とても難しくなってきています・・・。
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。
「指落ちは安い」はもはや都市伝説?!
昔からよく言われていたことがあります。
指が何本かとれている松葉がには安いよ
って。
確かに安いです。
でも・・・
1本や2本指がとれていたからと言って、半額になるわけではありません。
仮に1割から2割安くなったからと言っても、あくまでも競り値での話。市場流通価格になった場合は、微差の範囲にまで縮小されます。
つまり、
指落ちだからお得、のお得感はビックリするほど安価になっているというわけではないということ。
正直、質の良いカニで選んだ場合「この程度の金額差ならそろったカニ買ってもいいかな」といった程度の価格差です。
指が落ちていても、大きくて身入りの良い(硬い)カニはやっぱり高いのです。
季節や海況による価格変動もある
例えば、全て指の揃った11月に水揚げされたカニと、指落ちで12月に水揚げされたカニ。どちらの方が高いか。
12月に入ると悪天候、悪海況の日が多くなります。そこにお歳暮商戦とかが絡まって松葉ガニが高騰するのは毎年のことです。今年は特にひどい、と言われていますが、毎年「今年は特に」を更新しています。つまり、カニは漁獲高、海外からの輸入規制を考えてみても、今後高くなることはあっても安くなることはない食材です。
そんな12月のカニと、11月のカニの価格は極端な話、市場流通価格だと倍ぐらい異なる場合もあります。
そう。12月だと指落ちのカニでも高いのです。(もちろん、揃ったカニはもっと高いですけど)
指落ちはお得、というフレーズが独り歩きして、結局そこに買い手が殺到しているからか、カニの絶対流通量が減っているからか、昔ほどお得感がなくなってきているのが正直なところです。
もう、指落ちでも良いから変えればラッキーぐらいな感じ。
指落ちでも質の高いカニはたくさんあります。そういった時に柴山港のランク分けは私たちが見てもわかりやすいので助かります。
結局は指のあるなしにかかわらず、良質のカニを仕入れられるか否か。そこにかかっているように感じています。
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TODAY’S PHOTO
セコガニは美味しい内子が大人気!!
セコガニ漁もあと10日ほどです・・・。
ガクのインスタグラムより
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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
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