「但馬牛は格下じゃない!」という神戸新聞の記事を読んで思ったこと

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さて、インパクトのあるフレーズのニュースが入ってきました。

但馬牛は格下じゃない!

記事元はこちら↓↓↓

但馬牛「格下印象」に怒り 神戸ビーフと偽装提供で

全国農業協同組合連合会兵庫県本部(JA全農兵庫)が、神戸・三宮の直営レストラン「神戸プレジール本店」で、「神戸ビーフフィレ肉」を注文した客の一部に、価格の安い「但馬牛(ぎゅう)フィレ肉」を提供していた問題で、但馬牛(うし)の原産地、但馬の畜産関係者から怒りや戸惑いの声が上がっている。偽装への憤慨はもちろんだが、目立つのは「消費者に但馬牛(ぎゅう)が神戸ビーフより味が劣るという印象を持たれる」という危惧だ。JAたじま(豊岡市)などはJA全農兵庫に抗議文を送付し、信頼回復を求めている。(黒川裕生)

以下略

JAたじまがJA全農兵庫に抗議文を提出したんですね!!

ビックリなニュースでしたが、長い目で見ると今回の問題、「但馬牛」がクローズアップされる良いきっかけになったんじゃないかって思います。

但馬牛と神戸牛の違いを知る人が増えた

今回の但馬牛の神戸ビーフ偽装事件、但馬牛的には被害、ということになっていますが、但馬牛を知ってもらえる機会となったことも事実です。

いえ、昔だったら「風評被害」という言葉で問題になっていました。でも、情報量の多い今の時代は悪い言い方すれば「風評被害」でも「存在を知ってもらえること」が価値になってきています。

神戸牛が但馬牛の一部であることは以前にもお伝えした通り。

今回の神戸新聞でも違いが説明されています。


神戸ビーフと但馬牛の定義

素人にもザックリわかりやすく言ってしまえば、但馬ビーフの中でも霜降り度の高いお肉が神戸ビーフ(実際は可食部分の量の等級や肉質による等級基準があるんですけどね)。

どっちが高級かではなくどっちが自分の好みかが大切

実際、霜降りが美しい、多いお肉の方が高いイメージありますよね?

じゃあ、美味しいのか?

確かに脂はとろけるように美味しい。でも、肉の味、という点においては脂の甘さが邪魔する。私はお肉の美味しさを味わうならば神戸ビーフと定義されていないクラスの方が美味しいと思っています。


但馬牛も神戸ビーフも脂の融点が低いので
写真撮影時は意外と大変だったりします

もちろん、これは好みの問題です。部位や食べ方にもよりますし、その時の気分にもよる。但馬牛でも十分高いですしね(笑)。

また、上田畜産さんや城崎の三國さんのように神戸ビーフをあえて「但馬牛」とうたって販売されているこだわりのお店もあります。

大切なのは、こういった違いや美味しさをしっかりとお客様に伝えていくこと。

私も50歳を過ぎて、霜降りよりも赤身の多いお肉の方が美味しく感じてくるようになりました。そういった点もきちんと説明できるようになることが大切なんじゃないかな、と思っています。

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TODAY’S PHOTO
セコ汁のセコガニのUP!

この外子のプチプチが好きです(^Q^)


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