おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
皆さんは普通酒の定義ってご存知ですか?
あるいは、純米酒の意味をご存知ですか?
純米酒とは文字通り、お米のみで作ったお酒のこと。
普通酒とは醸造用アルコール(わかりやすくいうと焼酎)がまざったお酒のことです。
どちらが正しい、というわけではありません。
醸造用アルコールを添加したお酒(以降「アル添酒」)でも美味しいお酒はたくさんあります。
ただ、作り手としての思いを乗せ、こだわりをしっかり出せるのは純米酒。
但し、普通酒のように大量生産はできなくなります。
そんな純米酒にこだわる21の酒蔵が参加する「全量純米蔵を目指す会」というのがあります。
我が但馬にも・・・
ありました!
田治米合名会社さん。お酒の名前は『竹泉』
今回、香住のバー「佐平治の蔵」に『竹泉』の田治米社長をお招きし、
日本酒を学び愛でる会 vol3 GeoBar『竹泉』ナイト
を開催しました。
田治米社長のあいさつから始まり、
お酒の紹介。
今回は6種類の『竹泉』を試飲。
例えば「雫」というネーミングの純米酒があるのですが、
お米を「雄町」の場合と「山田錦」の場合。
醸造年度が24年のものや22年、17年のもの。
全く同じお酒でも行程を変えたもの、
などなど、でバリエーションが増えて行きます。
それぞれを飲み比べて自分のお気に入りを探して行きます。
氷温熟成生酒「バンブースプリング」は22年醸造で寝かしたもの。
なんと、39本しかないうちのロットナンバー24番♪
あと、コウノトリ米で3本しか作らなかった非売品のお酒も気前よく登場。
値段をつけるのであれば、1本10万円の価値になるとか!?
ちなみに私が一番おいしいと感じたのは雄町の雫。
「雄町」というお米は酒米のルーツのようなお米だそうで、
稲穂が180cm近くにもなり、育てるのが大変だそうです。
竹泉では契約農家2軒に無理を言ってこのお米を育てているそうです。
(水、お米等の原料を全て兵庫県内で調達するのも竹泉のこだわり)
田治米社長とお話をしていてすごくうれしかったことがありました。
何と、田治米社長は埼玉県出身の同世代。元埼玉県民の私と埼玉談義でも盛り上がりました。
実は「かどや」のことは以前から知っていた、とのこと。
毎年、1月か2月に直接お酒を買いに蔵に立ち寄られる常連様があるのですが、
そのグループさんは
毎年香住のかどやという宿にカニを食べに行ってその帰りに『竹泉』に寄る
とのことで、竹泉のお酒同様「あそこのカニは違う」と言ってらっしゃるそうなんです。
その常連さん越しに聞いていた噂のかどやの主人も来るということで
田治米社長も楽しみにしていた、と。
何か、ジーンとくるほど嬉しいお言葉でした。
お酒、カニ、モノは違えども、モノではなくその思いを伝える者同士。
まさにそんな同志に出会えた嬉しい夜でした^^
『竹泉ナイト』参加者全員で記念写真♪
◆田治米合名会社
◆所在地 〒669-5103 兵庫県朝来市山東町矢名瀬町545
◆電話番号 079-676-2033