突然ですが5月に入り、玄関の蛍光灯をLEDに変えました。
通常の丸型30形の蛍光灯です。香住のコメリで普通に売っていました。時代はどんどんLEDに変わって行っているんですね。
とぉっても明るくなった玄関でお出迎え致します~(^o^)
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。
先日、地元の宿関係者とお話ししていた時の事。
何でクレジットカードの利用できる宿が少ないのかという話になったんですね。
民宿や老舗旅館でクレジットカードが使えない理由
普通に考えたら手数料がかかるから。お金が入ってくるのが遅いから。
みたいな理由だと考えます。
田舎の事業者の方で意外と多いのが
カード決済されたお金が振り込まれるのは2,3か月後である。
手数料は5%以上かかる。
と未だに思っている方がいらっしゃること。
お話ししていると、本当にそう信じ込んでらっしゃる方が多いです。
実際、20年以上前はそうでした。
銀行からの斡旋でしかカード端末を置けなかった時代ですね。
ただ、今ではお客様がカードを切ったら翌日支払い、手数料も5%もしない、更には月々の端末利用料無料の会社が続々登場してきています。
カード端末を入れるのに審査があるのでは?
という心配をされる方もありますが、家屋や土地を所有している宿業者の場合、比較的審査は通りやすいようです。私の宿もスムーズに審査が通りました。
若い後継者のいる宿だと、私がその旨を伝えるとすぐにクレジットカードが使えるように動いた方も何人かいらっしゃいます。
私自身、現金のやり取りの簡素化、お金のやり取りが残るという意味でも、カードでの取引が増えた方が会計にかかる時間的な手間が省けるメリットが大きいと思っています。
何より、カニ料理という決して安くない金額の宿泊料を現金で用意しなければならないお客様の負担を考えると、カニ宿のクレジットカード導入は必須だと考えています。
手数料や現金化以外にクレカを入れない一番の理由
にもかかわらず、クレジットカードを入れない宿がなぜこんなに多いのか。国としても東京オリンピックを控え、海外同様のキャッシュレス化を進めたい思惑があります。国も宿泊施設や飲食店へのクレジットカード端末導入は積極的なのです。(実際それに対する補助金も出ています)
それでもカードを利用できる宿泊施設が増えない。実は導入されていない宿泊施設に共通点があります。それはカード端末の取り扱いに長けた
若いスタッフがいない
ということです。民宿やペンションの場合、後継者がいない、と言っても良いです。
年配のオーナーさんの民宿やペンション。例えば、当館であっても私や若女将がいなかったらカードの導入は出来なかったでしょう。
年配の事業者の方には、自分自身がクレジットカードを使わないので、必要性を感じていないというのもあります。
でも、それ以上にカード決済となった時のレジのわずらわしさ。使えるカード会社と使えないカード会社がある問題。もしも通信エラーとなった時どう対処してよいかわからない。
失敗してお金がもらえなかったら自分の責任となってしまうプレッシャー等々。
まあ、、、、カードをシュッと端末通しただけでお金を頂けるということにそもそも実感持てないというのもあるようです。
当館も当初カード端末を導入した際、JCBカードが使えませんでした。女将が電話での問い合わせで「使える」と答えてしまい、当日精算時にトラブル、ということもありました。
(ちなみにJTB C-REXという旅館系で使われているクレジット端末はJCBカードが使えない場合があります。小さな宿泊施設の場合、カードOKと言われても、VISAかマスターを用意しておくのが確実です)
当館は旅館系端末と楽天スマートペイ
2つの端末を現在置いています
カードでのトラブルは確かに大変!
確かにクレジットカードでのトラブル対応はややこしいです。お客様のカードが使えない場合。
楽天トラベルからのお客様の場合、その場でカード決済に変更をお願いする場合もあります。実はこれが一番便利。楽天トラベルでお申込みのお客様で、現地決済をお選びいただいているお客様。前日の確認メールが来た時点でカード決済に変更されることをお勧めします。簡単にできますよ♪
当館も端末を2つにするまでは色々なトラブルがありました。ほとんどは私がフロントにいた時に起こったので端末会社に問い合わせて対応できたのですが、これ、高齢の経営者の方だと、厳しいんじゃないかな~と思います。
カードをシュッとスライドするタイプの時は、「読み取らない」ということが時折あったんですね。(お客様のカードの磁気が弱くなっている、なんてこともありました)
楽天Payは理解しづらいだろうなぁ・・・(苦笑)
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商売なんだから、使い方覚えて当然でしょ!
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という意見もあろうかと思います。
実際、パソコン、インターネットというものが登場した際もわからず未だに手書きで対応。何とか業者さんを通して予約サイトをやっているという宿泊施設さんも多々あります。若い人がいなかったらどんどん理解できない世界に行ってしまっている、自分たちのできる範囲でやろう、結局現金のみ、となってしまう気持ちはとてもよくわかります。
そうなんです。
クレジットカードが民宿や老舗旅館で使えない理由。
それは使い方が難しいから。
サイン式から暗証番号式に変わって簡単になったかと思いきや、近年はスマートフォンやタブレットを端末として活用するケースが増え、高齢の経営者にはまた再びハードルが上がってしまったようです。
家族だけでやっている宿の場合、特に高齢者の方だけで営んでいる場合、身内で覚えられる人がいなかったら導入できません。
手数料をケチっているお宿さんもあるかもしれませんが、そんな宿はごくごくわずかだと思います。
事業者の高齢化に伴い、キャッシュレスという自動化、時代の波についていけなくなってしまっているからです。
そんな田舎の高齢化問題を知っていただくと、カードの使える宿が少ない事情も察して頂けるのではないでしょうか。
あ、今日のお話はあくまで一般論です。当館は勿論カードを利用できますし、高齢経営者でも頑張ってパソコンやカード端末を使いこなされている方はいらっしゃいます。
あくまで、そういったケースが増えてきているようですよ、というお話で。そんな話が地元の同業者との間で話題になりました。
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TODAY’S PHOTO
桐の花が見頃です♪
今子浦近くの県道沿いです!
カニプラン、5月末までです!!
4、5月のみ開催☆香住ガニの甘みと松葉ガニの身入りの良さが合体!
『活け黄金ガニ』を使ったカニフルコース
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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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