ひょっとして日本初?!香住高校でプラスティネーション標本の作り方授業 後編

お勉強

おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
今日は朝8時に香美町役場集合で、山陰海岸ジオパークガイド研修会に参加するために鳥取まで行ってきます!


今日のブログは、昨日ご紹介したプラスティネーション標本の具体的な作り方のお話をさせていただきたいと思います。


まず、死んだばかりの魚をホルマリン漬けにします。
ホルマリン漬けにする理由は、体組織内のたんぱく質の性質を変えて腐りにくくするためです。


それを水洗いし、今度はアセトンという液体につけます。
アセトンとはマニキュアの徐光液や瞬間接着剤のはがし液などで使われている液体です。
脱脂性が高く、体内に残った水分と油脂分を取り除いてくれます。



今回は既にここまでの下処理をした魚が用意されていました


この後シリコン漬けにするのですが、ポイントは真空ポンプで減圧させること。



シリコン投入。シリコンの量を減らすためにビー玉を入れてかさ上げしています。笑



真空引きにセット。今回はその様子が見られるように蓋が透明のアクリル板になっています。


これによってアセトンが蒸発し、その代わりにシリコンが入っていきます。



減圧中。泡はアセトンが抜けて行く様子です。


この後丸1日ほど減圧、その後取り出して1週間ほど干します。
出来上がりは後日、ということになります。


私も何尾か作らせてもらいました♪



カワハギとアユ


完成が楽しみです☆


海の文化館にはたくさんの剥製があります。
将来的にはこのワークショップが一般の方向けに香住で開催できれば、
剥製とともに面白い紹介ができるのではないかと思います♪

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