先日、トキワさんが営業でいらっしゃいました♪トキワさんとは香住にある「べんりで酢」で有名な調味料メーカーさんです。
本社にあるビネガーカフェ「さとの風」の
パンフレットとドリンク券をいただきました♪
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「へるし~かふぇ さとの風」が「べんりで酢」のトキワさんにできました!
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おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。
今日のこのブログ投稿がワードプレスで1500件目の記事です!!
これからも毎日更新を途切らすことなく続けていこうと誓った大雨の降る秋の日2016。
そんなキリ番投稿は懐かしい新聞記事のご紹介♪
私が松葉ガニについて神戸新聞さんの取材を受けた時の記事です。
なんと、14年も前の記事です!!
2002年12月7日の神戸新聞
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海の宝石、選別にこだわり(香住)
十一月六日、マツバガニ(ズワイガニ雄)が解禁されると、田島など日本海沿岸の港は一気に活気づく。
未明、作業灯をともした漁船が相次いで帰港する。船主や漁師の家族らが総出でカニを上屋に並べる。朝、競りの開始を告げるサイレンが響き、競り人や仲買人が声を張り上げる。
城崎郡香住町訓谷の民宿旅館「かどや」。経営者の今井学さん(三五)は、同町沖浦の柴山港に揚がるカニにこだわり続けてきた。
「大きさや色、肉付きで細かく選別していく。ランクは全国屈指の約六十種類。漁師のこだわり、仲買人の肥えた目につられ、料理人や宿主も目が肥えていく」
水揚げした中で最も大きく質の高いのが一番ガニ。七番まで続き、以下、出ガニ、沖ガニ、箱ガニ、ボタガニの格がある。それぞれの大きさで出小、沖中、上ボタなどと選別し、色などでも区分けする。
今井さんが家業を継ぎ、まず学んだのも選別法だった。「料理法が多いわけではなく、味は素材の良しあしで決まる。仲買人との関係を築かねばと思った」
いろりの炭を使った焼きガニ、そのまま身を食べるカニ刺し。甘みが口いっぱいに広がる。甲羅のみそを炭火で焼くと、香ばしいにおいが漂う。カニしゃぶは半生で食べる。切り身をだし汁につけると、ふわっと体積が増す。
かつて同町内にカニ御殿が建ち、「カニはカネ」と言われた。カニといえば香住だったが、丹後や鳥取が台頭し、客が流れた。「でも、柴山の選別は船ごとのプライド、受け入れる港のプライドがある。これだけはまねできない」いろりには必ずスタッフがつき、選別法を解説する。
事前に予算とどのクラスのカニを食べたいのか相談してほしいという。相場の変動が激しい中、満足してもらえるものを出したいから。インターネットで店を紹介して広告費を削り、原価率を高めた。
朝食はセコガニ(ズワイガニ雌)の炊き込み飯。地元以外ではなかなか食べることができない。プチリとした食感の外側の卵(外子)、ウニのような濃厚な味の中の卵(内子)はみその風味が絡む。病みつきになる。
ーーーーーーーーーーここまで
城崎郡
ってf^^;
経営者の今井学さん(三五)
って、、、
35歳なのーーーー(≧∇≦)
あ、14年前だから当たり前ですねf^^;
ちょうど日韓W杯のあった年でした。
あの年はサッカー観戦行きまくってました。
仙台で行われた日本vsトルコ戦も行きました。
試合前にスタジアムで「おにぎりせんべい」食べていたらそこをテレビで映されていたらしく、後日
「なに食べとったん?」
って聞かれたのは良い思い出です。
あ、話が逸れましたf^^;;
お読みいただいて注目していただきたい点は1つ。
多分、選別のことが報道されたのはこれが初めて
城崎郡香住町訓谷の民宿旅館「かどや」。経営者の今井学さん(三五)は、同町沖浦の柴山港に揚がるカニにこだわり続けてきた。
「大きさや色、肉付きで細かく選別していく。ランクは全国屈指の約六十種類。漁師のこだわり、仲買人の肥えた目につられ、料理人や宿主も目が肥えていく」
水揚げした中で最も大きく質の高いのが一番ガニ。七番まで続き、以下、出ガニ、沖ガニ、箱ガニ、ボタガニの格がある。それぞれの大きさで出小、沖中、上ボタなどと選別し、色などでも区分けする。
今井さんが家業を継ぎ、まず学んだのも選別法だった。
と、柴山港で揚がるカニの選別が凄いことをアピールしていました。
当時まだ、「柴山ガニ」と呼ばれてはおらず、”柴山港で揚がった(松葉)カニ”なんですよね。
今、読み返して思うのですが
同町沖浦の柴山港に揚がるカニにこだわり続けてきた。
って・・・
私がサラリーマンを辞めて香住に帰ってきたのは98年3月。この時点でまだ4年しか経っていませんf^^;
こだわり続けてきた、というよりも、98年Uターンしてきた時点ではカニに関しても宿に関してもズブの素人。ただ、知らないからこそ調べまくった。なんでも聞けた。疑問に思ったことは躊躇なく色々な方に教えてもらいました。
元々城崎温泉で生まれ育ち、高校は豊岡、その後神戸、浦和と暮らしましたので香住に関する土地勘はありませんでした。なので、香住のこと、カニのこと、ゼロからのお勉強でした。
そんな私が素人目に「凄い!」って思ったことを確か1999年頃にホームページに掲載したんですね。
1999年当時のかどやのホームページ
もちろん、私の手作りです
・香住のカニは何故おいしいのか?
松葉ガニ(ズワイガニ)は日本海、オホーツク海一円で取れます。今やカニは冬、香住に限らず日本海側ならばどこの町でも食べられるようになってきました。我が香住町は戦前から松葉ガニ料理を食し、どの町よりも早くお宿が松葉ガニ料理を提供してまいりました。カニはどこで食べても同じでしょうか!?それでも『香住のカニは一味違う!』と多くの方々が香住にいらっしゃいます。
「歴史があるからうまい!」この理由だけだと、ただ漠然としていて理由になっていません。香住のカニがおいしい特に理由は、その選別方法にあります。
香住で松葉ガニの漁獲の中心地“柴山港”ではかにの分類が約60段階と非常に細分化されています。詳細は以下のような感じです。
番ガニ 甲羅の大きさが13?15cm、重さが1kg以上の最高級のカニです。一番ガニから七番ガニまであります。 出ガニ 甲羅の大きさが11?12cm、重さが800g前後の上質のカニです。出大、出中、出小と3ランクに分かれます。 ※番ガニで7ランク、出ガニで3ランク、つまり番ガニ出ガニが上位10ランクのカニということになります。 沖ガニ 甲羅の大きさが10?11cm、小さめで上質のカニが、沖大、沖中、沖小、箱大、箱中、箱小といった感じに
分かれます。箱ガニ ボタガニ 上ボタ、小ボタ、下ボタ等、甲羅は番ガニや出ガニ同様の大きさですが、少し軟らかいものです。 その他 上記のそれぞれのランクに対し、少し黒っぽい“スス”、指の取れた“指落ち”等があります。 近年、活ガニのブランド化をはかるため、タグ化を推進している地域もあります。柴山港ではタグ化は行なっておりません。その理由は松葉ガニの中でも特に柴山ガニの場合、活ガニを他地域に類を見ない細分化したランク分けを行なっており、このことがタグ化よりももう一歩先に進んだ品質管理を生み出し、柴山ガニのブランド力を保っているからなのです。
港で目の肥えた選別人によるカニを日々仕入れ、裁いている料理人や宿主もカニの選別眼が肥えていく、という好循環を生み出しているのが香住のカニをおいしくしている所以なのです。
まだ当時は柴山港だけタグをつけていなかったこともうかがえます。あ、この文章の中でまだ当時は誰も使っていない(むしろ使ったら怒られた?!)”柴山ガニ”という言葉を既に使っていますね。
真面目だねーーーー
でも、”熱く”語ってるよねーーーー
おそらく14年前の時点でこのことをWEBはもちろん、紙媒体に載せていたところはありませんでした。地元の方々にこのことを私が力説しても当時はピンときてもらえませんでした。のちにリクルートの雑誌じゃらんなどでもこのことに注目し掲載するようになり、徐々に火がつき、ついには柴山漁協(現JF但馬)までもがこのことをPRするようになりました。
今では、柴山ガニを語る上でこの選別の凄さは欠かせないPRポイントになっています。我ながら素人の目、外から帰ってきたばかりのよそ者の目だからこそ気付けたことなのかもしれません。
新聞の記事も私のサイトコラムも、今読んでも色あせてないのが嬉しいです♪
今もやっぱりこの選別はスゴイこと
今でもまだ、ここまで細かい選別をされている漁港はないです。
この選別に関することが報道された記念すべき最初の年が2002年の神戸新聞。(と、勝手に思っていますf^^;)
そのことがわかる貴重な資料を見つけて一人興奮してしまいました♪
というわけで、11月6日に解禁される松葉ガニの小ネタ、柴山ガニのいわれと歴史についてのうんちくとして当時の資料をお読みいただければ幸いです。
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TODAY’S PHOTO
コラム内にもあった「セコガニ飯」
こちらも11月7日の朝からお出しします!
そういえばこの時の取材、元々はセコガニ飯の
取材だったような・・・f^^;
民宿かどやプラン一覧はこちら
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