エクスマに出会い、そして今・・・～自分の好きなこと（８）

おはようございます。民宿美味し宿かどやのガクです。いよいよゴールデンウイークも最終日となりました。

とても良いお天気です！！

皆さん、お出かけされましたか？今年は5月2日と6日が平日という飛び石連休だった方もあったようですね。ひょっとして昨日今日は通常の週末だった方も・・・

6月は祭日のない月、明日からはしばらくお休みは週末のみの方も多いかと思います。今日お出かけでない方はゆっくりと英気を養ってくださいね♪

さて、8回シリーズでお届けした「自分の好きなこと」シリーズ。お仕事やお出かけでなかった方には読み物としてお楽しみいただけたでしょうか（笑）。本日最終回もお楽しみください。今日は私の人生を大きく変えた出来事。”エクスマ”との出会いについてです。

エクスマとは？
エクスマとの出会い
エクスマを実践する中で・・・
今になってエクスマで学んだと実感していること

エクスマとは？

まず、エクスマについての説明。エクスマとは藤村正宏先生が提唱するエクスペリエンス・マーケティングの略で、「モノではなく体験を売る」マーケティング手法のこと。このように言われています。

エクスマ藤村正宏先生

私自身、学び始めてから最初の頃はそのように理解していました。でも、今はちょっと違います。今、私がエクスマとは？、ビジネスとは？と聞かれたらこう答えます。

自分にかかわる全ての人たちを幸せにすること

えっ？

マーケティングでしょ？

商売、売り方の話じゃないの？？

宗教？？？ｗｗｗｗ

確かに上記の定義だと意味がわからないですよね。

詳しくお話したいと思います。

エクスマとの出会い

そもそも私がエクスマに出会ったのは２０１１年の末、藤村先生のアメーバブログでした。2009年に無理な借金をして宿をリフォーム、その返済が一番しんどかった頃です（笑）。宿のお仕事ってお客様に最高のお料理や設備を提供することって当時は思っていました。藤村先生のブログを読み、ちょうど藤村先生の新刊「安売りするな、価値を売れ！」が発売された頃です。

お料理や設備も大切だけど、それを提供することでお客様が得られる体験。そこから得られるハッピーを考えないといけない、というエクスマメソッドに目からうろこ、2012年年明けすぐに大阪で開催されたエクスマセミナーに参加しました。その後実践塾にも参加。今まで発想しえなかった様々な考え方を教えてもらうことができました。例えば・・・

ガク

お客様からお叱りのクチコミがたくさん入ってきてしまいます。どうすればいいでしょうか？？

藤村先生

クレームのほとんどは情報不足から。こちらが事前にお知らせすることでほとんどが解決するよ

こちらのブログを参照↓↓↓
あらかじめ情報を提供しているとクレームは減る｜エクスマの基本

ガク

一度お越しいただいたお客様にもう一度来ていただくにはどうすればよいのでしょうか？

藤村先生

お客様が来なくなるのはあなたのお店を忘れるから。どんなに顧客満足度を高めてもリピーターは増えないよ

こちらのブログを参照↓↓↓
リピーターを増やすためにはいつも忘れられない努力をする｜エクスマの基本

ガク

私の地域ってどこの宿に行っても料理はおいしいし、温泉なんです。しかも150軒も民宿があるんです。この中から選んでもらうにはどうすればよいのでしょう？

藤村先生

お客様は会社やお店とは仲良くなれないけど、あなた個人とは仲良くなれる。個人を出した発信、人柄を出した発信をしよう。

こちらのブログを参照↓↓↓
個性を出す、個人を出すことで売れる時代｜エクスマの基本

などなど、実践していけば半年後、1年後必ず効果の出てくる手法を色々と教えていただき、コツコツとやっていく日々が続きました。

エクスマを実践する中で・・・

2013年の春から夏、この年私はエクスマ実践塾の上位コースを受講していました。その中で転機となった藤村先生とのやり取りがありました。

ガク

私、エクスマってテクニックだと思っていました。でも、違うんですね。

藤村先生

テクニックは大切だよ。でも、テクニックだけではダメ。テクニックよりも大切なのは人柄。ガクはね。「ガクに会いたいから来た」ってお客様を増やすことを考えよう。

マーケティング、商売のことを学びに来ていた私に、人としてとても大切なことに気付かせていただいた瞬間でした。

藤村先生にいただいた言葉
私が都度、見返して元気になれる言葉です

今になってエクスマで学んだと実感していること

商売をするにあたって大切なことと人として大切なことって同じことですが、だからといって聖人君子になれ、ということではありません。エクスマのすごいところは「自分の弱さを認めた上で、自分の好き、を大切にしよう」ということ。「今のままの自分で世界で唯一の個性を持った自分であることに気付く」ということです。具体的に私が実感したのは以下の3つ。

自分の好きを大切にしよう

好きなことは夢中になれる。努力しなくても続けられる。だから、自分の好きなことを自分の仕事に取り入れてみる。私は若い頃、旅好き、しかもグルメ旅行ではなく、自転車の機動性を生かして穴場の観光スポットを回るのが好きでした。なので、お客様にもできるだけそういった穴場スポットを紹介したい。地元の穴場をいっぱい調べてそれを発信しよう。そういった気持ちがより強く自覚できるようになった近年のブログは、かなり内容の濃い記事が書けるようになりました。このゴールデンウイーク、自分の”好き”を書き続けたのも、自分を知ってもらうことでお客様が私により声をかけやすくなっていただくためです。今日の記事もそうですが、”好き”を書くのは、どんなに長文でも苦になりません。私は”文章を書く”のも”好きなこと”の一つのようです（笑）。

宿の仕事である接客においても、自分の”好き”を前面に出してお客様に接するのと、いわゆるマニュアル的な”おもてなし”で接するのとでは、お客様も感じ方が違います。昔に比べ、今はお客様の感性のレベルがものすごく上がっていると思います。仕事のためにやっている接客と、大切な家族や親友に喜んでもらう時同様の接客のどちらで接しているのかをお客様が気づく時代です。

だから、自分の”好き”を発信し、”あなたの好きに共感するよ”というお客様にお越しいただく。個人的な”好き”を発信することで、食材や設備で選ばれるのではなく、人と人との相思相愛の関係性で来ていただくことができるのです。

「Gakuに会いたいから来たよ」
と言っていただくお客様を増やそう！

自分のダメなところを認め、大きくみせようとしない

自分のダメなところを認め、それを隠さない。思えば、私がこちらに帰ってきた当初はお部屋にトイレもないのに露天風呂を先に作ったりしていました。もちろん、露天風呂はお客様に喜んでいただけます。でもそれってお客様に来ていただくためのハード（設備）に頼っていただけでした。エクスマに出会うまでは「食材や設備にこだわればお客様は来て下さる」という思い込みから宿の仕事をやっていました。

自分自身の生活でも同様です。例えば人前でしゃべるということ。緊張します。なぜ緊張するのか。今の自分より大きく見せようとするから。かっこよく見せようとするから。等身大の自分、これはできないけどこれはできる。失敗を隠していいところだけを見せようとする。結果無理が出てくる。だったら、自分のできてない、ダメなところもしゃべってしまおう。そんな中でも自分だからできたこと（＝好きだからできたこと）をお話しすることで、誰にだってうまくいくチャンスがあるんだ、ということをお話しする。等身大の自分を語れば、次第に熱くなって緊張することも忘れてしまいますし、多くの聞いてくださっている方に共感してもらえます。

バルーンハットをかぶって講演
こんなこと、以前の自分ならやらなかったです