おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。一昨日、香美町立ジオパークと海の文化館で開催されたジオパークガイドスキルアップ講習に参加してきました。最初の90分は座学。ジオパークの基本的なことのおさらいです。
ジオパークとカニの関係
世界ジオパークや日本ジオパークの推移等基本的なことから香住開催ということでジオパークとかにの関係のお話もしていただきました。
紅ズワイガニの方が深い深度に生息しています。香住をはじめとする山陰海岸は松葉ガニのいる深度にも紅ズワイガニのいる深度にもどちらにもアプローチできる便利な位置にあります。そんな中、1000m近い深い水深に生息している紅ズワイガニ漁を行っているのは、近畿で香住だけです。
ちなみに私も初めて見た興味深いスライドはこちら
↓↓↓カニの種類ごとの深度
毛ガニ、ハナサキガニ、タラバガニが比較的浅い水深にいることは知りませんでした。
日本海の形成とカニの生息場所の関係。ジオパークならではのアプローチ、楽しみ方です♪
流痕化石と足跡化石を現地見学♪
後半90分は現地見学。今子浦や岡見公園のガイドの勉強はこれまで行ってきましたが、勉強不足だったのが下浜の流痕化石と足跡化石。何度も訪れていますが、ちゃんとガイドのできる知識、情報は不足していました。
水の流れによって削られた川底の上に砂や泥が溜まって地層になったものがその後化石になったものが流痕化石です。なんと2000万年前から1700万年前、日本列島がまだ大陸にくっついていた時代のものです。
面白かったのは、礫(れき)と砂と泥の見分け方。厳密には礫岩、砂岩、泥岩の見分け方。
礫は2mm以上、1/16mm以上が砂、以下が泥。では、目視でそれを確認するには?
固まった粒の模様が見えるレベルならば礫岩、粒が確認できるレベルならば砂岩、確認できないレベルならば泥岩、が目安だそうです。
続いて足跡化石。
あいにくゾウの足跡は見られませんでしたが
などは確認できました♪
足跡化石は流痕化石と同じ、2000万年前から1700万年前のものです。この時代の動物の足跡が残っているってすごいと思いませんか?あ、それ以上に当時の香住のあたりにはゾウやサイがいたってことの方がスゴイですよねf^^;当時は大陸の一部でしたので、日本列島というものが存在しなかったわけです。
そんな太古の昔のこともしっかりとお話しできるようになりたい!
そう誓ったジオガイド講座でした♪
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TODAY’S PHOTO
玄武洞にて
こちらは160万年前
香住の足跡化石の時代よりも最近の地層です(笑)
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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
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