昭和時代の佐津観光協会のパンフレットを見つけました!

まちの話

おはようございます!民宿美味し宿かどやのGakuです。昨日の里山のお話に関連して昔の佐津集落を垣間見ることのできる資料を先日大掃除の際、見つけました。

昭和の佐津観光協会パンフレット昭和時代の佐津観光協会のパンフレット

まず面白いな?と思ったのが裏表紙。

裏表紙交通のご案内に注目!!

「国鉄で」となっています。国鉄が民営化されてJRとなったのはいつか覚えていますか?1987年4月1日、昭和62年です。私はちょうど昭和60年代に大学生でしたので、4年間で国鉄とJRを半々で経験していました(笑)。で、このパンフレットの製作時期は「国鉄」の表記から昭和61年以前ということになります。

大阪より(急)4時間30分というのも時代を感じます。

現在はJR大阪駅12:10発JR佐津駅15:20着、最短3時間10分と1時間以上短縮されています。大阪から城崎温泉までが電化されたのと、急行が特急になった影響は大きいです。


大きな地図で見る

パンフレットを開けた1ページめは見開きで「夏」の海水浴について。

佐津の海水浴ビーチのお客様の数もスゴかった頃です

風景に大きな変化はありませんが、今よりも東側のクロマツが多かったことがわかります。今でこそ香住と言えば冬のカニ、ですが、香住の民宿街の中でも佐津はカニよりも海水浴場として民宿が増えたところです。今ならパンフレットの最初見開きはカニになりそうですが、当時はやはり海水浴場だったんですね。

次のページは周辺観光情報「佐津ってどんなとこ?」

佐津ってどんなとこ?「マリンライン有料道路」が時代を感じます

昔、城崎マリンワールドから竹野海岸を経て香住の佐津までの間は、有料道路だったんです。私が30歳の時(1998年)に帰ってきた時にはもう無料化され、料金所が無くなっていました。

鳥取砂丘が2時間30分となっているのにもビックリです。今では1時間前後で行けます。

次のページは「味覚」「文化」「佐津体験学習民宿村」。

佐津のパンフ3枚目海水浴が見開き2ページに対して
カニは片側1ページのみ比重が時代を感じます

このページにも歴史を感じるビックリなことが!!

「民宿総勢2000名収容」

これも確かにすごいですね。この頃50軒以上の民宿がありましたのでそれぐらいの収容力があったかと思います。今は40軒を切りましたので、この半分ほどの収容力しかないと思います。このこと以上に私が注目したこと。

昭和のカニ競り昭和の頃の松葉ガニの競り風景

この競り写真、松葉ガニの競り風景なんです。氷を張ったトロ箱。これって今の紅ズワイガニの競り風景と同じです。平成の最初頃まではこんな感じでの競りが一般的でした。この後生簀で活きたままの活ガニを競るスタイルに変化して行ったんです。カニが高騰しだしたのはまさにこの頃から。乱獲によって量が減って高騰した、と思っている方も多いですが(もちろんそれもあります!)他の地域にない生簀競りをいち早く始めたことが香住、柴山の松葉ガニの価値が高くなり、値段も高くなって行った理由でもあります。

昔の松葉ガニの競り風景のカラー写真。貴重なものが発見できるのも昔のパンフレットを見る時の面白さでもあります。

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