皆さんはどう思いますか?余部橋りょう「空の駅」にエレベーター

まちの話

おはようございます!民宿美味し宿かどやのGakuです。ここのところ鉄道ネタが多いです^^;マニアではありませんが、結構好きな方かもしれません^^;大学時代はサイクリストでしたが、青春18切符をフル活用して輪行しながら日本中を旅してました。

大学時代サイクリングにて阿蘇山1988年3月阿蘇山にて(大学時代)

今は輪行って無料らしいですね。私の時代は1路線に付き、250円かかりました。
(輪行・・・自転車を専用の袋に入れて、JR等の公共交通機関を利用して移動すること)

そんな鉄道ファンにとって人気のスポットが我が香美町にあります。

春の余部橋梁余部鉄橋と余部橋梁

上の写真、赤い金属の鉄橋が余部鉄橋。1912年(明治45年)3月1日に開通し、2010年(平成22年)まで使われていました。手前のコンクリート橋が現在使用されている余部橋りょう。先日もご紹介しましたが、2年後のトワイライトエクスプレス「瑞風」も走るであろうとても景色の良い橋りょうです。

現在、余部鉄橋は一部の橋脚を残し、「空の駅」として利用されています。

空の駅からの眺望鉄道のすぐ横にある余部「空の駅」

ここへ行くのは傾斜のきつい坂を上がって行かなければなりません。そのため、この度兵庫県の予算でエレベーターが設置されることになりました。

日本海新聞の記事ネット記事としても配信されています

個人的に設置に反対とか賛成とかはないのですが、この記事の中でものすご~く気になる文言があったんです。

「急な坂道を見て登るのをためらう人は少なくない『なんでエレベーターがないんだ』と怒る人もいるという」

例えば、このようにお怒りの人。このエレベーターが有料だったら絶対に乗らないと思います。混んでたら乗らないと思います。そこまでして行きたいと思ってないから。(笑)

足が不自由で坂道を登れない。そういった人もあるかもしれません。私、その場合はバリアフリー化された豊岡駅や城崎温泉駅からの往復列車のアクセスをもっと良くすればよいと思うんですね。実際今の時刻表だと、正直タイミングが悪いです。

このような険しい山の谷間に明治時代に鉄橋をかけた。スゴイことだと思います。ここにある餘部駅は昭和30年代にこの地区の人が懇願して県知事や国に長年要望して、地区全員で河原や海岸の石を運ぶのを手伝い、ようやくできた駅です。そんな思いの詰まった駅を実感していただくために、健常者の方ならば、ぜひ少ししんどい思いして登って欲しい。

サイクリングで渋峠大学時代、信州の渋峠を自転車で。
苦労して登ったからこそ
よりきれいな景色に感じました。

余部「空の駅」からの景観も絶景ですよ♪

が、そこにすぐに行けるからという理由で、4億4千万円ものお金をかける。(その多くが国や県の予算ですので、皆さんの税金です。我が町だけの問題ではありません)エレベーターといえば月々の定期点検が義務付けられており、そのランニングコストも馬鹿になりません。何年か後に故障した際はどこがそのお金を負担する?

そもそも、エレベータをつけたらお客様は増えるのか?お金のかからない観光地として旅行会社の低予算のツアーなどに組み込まれ、人はたくさん来るかもしれません。でも、余部鉄橋や余部橋りょうの「価値」を知り、それを周囲に「すばらしいところだったよ」と伝えてくださる方は今よりも減るような気がします。

繰り返しますが、私はエレベーター設置を反対しようとしているのではありません。地元の高齢者の方がJR餘部駅まで行く手段としても活用できます。でも、本当に観光目的としては必要なのか。せっかく設置するのであれば、こちらの記事に書かれているような目的ではなく、しっかりと語り部(余部鉄橋ガイド)などを養成し、人が増えた瞬間にその素晴らしさを語り伝えていく仕組みもセットで検討してほしいな~と思います。観光客の皆さんの含めた税金で設置されます。バブル時代に無駄に建てられた箱モノと同じにならないよう、皆さんもぜひ応援して下さいね。

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