3月の松葉ガニ旅行が一番オススメな理由

おはようございます！民宿美味し宿かどやのGakuです。今日は昨日に続いて松葉ガニのお話。お客様からよく聞かれる質問から。

カニは何月が一番おいしいですか？

以前にも「11月から3月、何月の松葉カニが一番おいしいですか？」という記事を書かせていただきましたが、少し角度を変えてお話してみたいと思います。（重複するお話もあります）

松葉かにの漁期は11月から3月

まず「漁期の5ヶ月間で一番おいしいのは何月ですか？」というのには「カニの美味しい時期」と「カニを美味しく感じる時期」を分けて考えて下さい。一番寒さの厳しい1,2月。カニ鍋が一番美味しく『感じる』時期です。では、カニの質的には・・・

カニは何月に食べても物理的には同じ

まず、カニの棲んでいるところは水深300ｍ以下の深度下です。日本海は元々湖（みずうみ）が広がって出来たお風呂構造の海。深いところは常に水温が2～3度と変化（カニの立場に立っていうとストレス）のない場所です。（日本海固有水）なので、メスガニ（セコガニ）の産卵期やオスガニの脱皮のタイミングでの個体差を見分ければ、5ヶ月間ほぼ同じクオリティ（味）のカニを食べることが出来ます。

日本海固有水についてはここが参考になります
↓↓↓
日本海の約300m以深に存在する、水温0～1℃、塩分34.1程度のほぼ均質な水は「日本海固有水」～気象庁

低水温の生け簀で常に新鮮♪

3月にカニ旅行をする、あるいはカニを食べるのがオススメな理由

前には以下のようにお話していました。

私の場合、仲買人さんからこちらの提示させていただいた上限までのカニを競り落としてきてもらいます。すると、カニ相場の安い時ほど良いカニをみることになります。では、カニ相場の安い時期とは？ズバリ、11月と3月です。海が時化ることが少なく、漁が安定していること。陸上気温が暖かい時期なので、カニのニーズが12-2月のピーク時ほど要望がないこと。これが11月と3月にカニ相場を安くしている理由かと思います。（一般的なはなしで、シーズンにより例外もあります）

「11月から3月、何月の松葉カニが一番おいしいですか？」より

3月は「海況が安定しているので良質なカニの確保が見込める」「陸上気温が高く、世の中は決算月、観光客も少ない時期なのでカニ相場が安い」というのがあります。そしてもう一つ。

3月も松葉ガニ漁をしているということが意外にまだ知られていない

というのがあります。

最近は3月の「カニ感謝祭」のおかげもあり
徐々に浸透してきています♪
今年は3月1日（日）柴山港です！！