おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
寒い日も明日ぐらいまでの予報です。
今日の香住は曇り空です。
そろそろスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに交換を検討しなくては。
さて、昨日紹介したNPOのお話。
海辺の活動を中心とした環境保全、環境教育から、最近ではジオパークを絡めたまちづくりの活動へと広がってきています。
今日のブログでは、今や私のライフワークとも言える『ジオパーク』についてお話して行きたいと思います。
「すみません。ジオパークに行きたいのですが、どこに行けばよいでしょうか?」
フロントでお客様に時折聞かれることがあります。
ジオパークってどこかにある公園、テーマパークのようなもの
と思ってらっしゃるお客様もあるようです。
ジオパークは、特定の場所ではなく、エリアを指します。
国立公園のようなイメージ。
山陰海岸ジオパークは山陰海岸国立公園を含めたそれよりやや広い範囲となります。
山陰海岸ジオパークエリア
つまり、既にかどやがジオパークの中にあります。
ジオパークの見どころ、と言われれば
「あそこが面白いですよ」
「あそこがキレイですよ」
というお話になるわけですね。
では、ジオパークってそもそも何でしょうか?
ジオパークには世界ジオパークと日本ジオパークとがあります。
世界ジオパークは29カ国100地域あり、そのうち日本には6地域あります。
日本ジオパークは国内に33カ所あります。
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日本ジオパーク
- 白滝
- アポイ岳
- 南アルプス
- 伊豆大島
- 恐竜渓谷ふくい勝山
- 阿蘇
- 天草御所浦
- 霧島
- 男鹿半島・大潟
- 磐梯山
- 茨城県北
- 下仁田
- 秩父
- 白山手取川
- ゆざわ
- 箱根
- 八峰白神
- 銚子
- 伊豆半島
- 三笠
- 三陸
- 佐渡
- 四国西予
- おおいた姫島
- おおいた豊後大野
- 桜島・錦江湾
- とかち鹿追
※2014年3月現在
現在も加盟準備中の地域もあり、先日私も訪れた南紀熊野も本年度の加盟認定準備中です。
日本の自治体の1割以上が現在ジオパーク加盟を目指している、と言われています。
ジオパークの定義。
日本ジオパークのホームページによると
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ジオ(地球)に親しみ、ジオを学ぶ旅、ジオツーリズムを楽しむ場所がジオパークです。
山や川をよく見て、その成り立ち としくみに気付き、生態系や人間生活との関わりを考える場所です。
足元の地面の下にある岩石から宇宙まで、数十億年の過去から未来まで、山と川と海と大気とそこに住む生物について考える、つまり地球を丸ごと考える場所、それがジオパークです。
ーーーーー
とあります。
ちょっとわかりにくいですね。
続きで
「具体的に何が楽しめるのですか」
とあります。
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何気なく見ている山や川には、それぞれ他のどことも違う成り立ちがあり、何かの訳があって今のような姿になっているのです。
何の変哲もない崖が、地球の歴史をひもとく重要な古文書の一部であったりします。
そういうことに一度気付くと、普段何となく見ている景色もそれまでとは違った、かけがえのない素晴らしいものに見えてきます。
楽しいと思いませんか?
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例えば、その地域特有の特産物があったとします。
あるいは、その地域でしか見られない美しい風景。
その成り立ちは、必ずそこで生まれた理由があります。
その地域で生まれた必然性があるんです。
その地域がどんな土でできていいるか。
どんな地形を作っているか。
結果としてどんな風土、文化、人々の暮らしが形成されてきたか。
知ることによっておいしさも美しさも説明できます。
私が「ジオパーク」に惹かれた理由はまさにそこです。
宿屋のオヤジとして
「美味しいもん提供したらお客さんは来てくれる」
「設備を充実させたらお客さんは来てくれる」
もう、今はそんな時代じゃないですよね。
地域のことに詳しいこと。
地域に愛情を持っていること。
地域の人にとってはそういった土台作りができてしまうのがジオパーク活動。
だから、自治体が取り入れたがっているのだと思います。
そこを訪れる観光客の皆さんにとっては
訪れた地域をより深く知り、好きになる
ワクワクネタのたくさんある場所。
地域ガイドの養成に力を入れているのもジオパークの特徴です。
特定の場所に行くのもジオパークを楽しみ方ですが、地域の人の話に耳を傾けることこそがジオパークの楽しみ方です。
ガイド、なんて大げさなことを言わなくても、宿泊した宿の女将さん、大将と話をするのでもOKです。
ちなみに香美町はそんな感じで民宿関係者やおみやげ屋関係者の多くがジオパークマスターの資格をとっています。
香美町ジオパークマスターマップver2が届きました!!
香美町☆ジオパークマスター講座に行ってきました♪~利休七則
同じ旅をするのなら地域を愛する気持ちの強い人の暮らす町へ。
同じ旅をするなら地域を”熱く”語ってくれる人のいる町へ。
私自身、
「旅行するならジオパーク認定地域へ」
と最近は発想してしまいます。
深みのある旅をされたい方。
訪れた先での出会いを求めている方。
また行きたいと思うような旅のしたい方。
「ジオパーク」がオススメですよ^^
香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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