かどやは今年で創立55周年となります
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
お正月3が日が終了しました。例年、お正月明けは当館がお正月休みの間に執筆!?したコラムを書かせていただいている事が多いです。
今年は何を書かせていただこうかな、と考えた末、2015年度に民宿かどやが55周年を迎えることと、その簡単な歴史についてお話ししたいと思います。
1970年創業、今年で55周年となります
まず、民宿かどやがオープンしたのは1970年(昭和45年)の夏です。私(Gaku)のおじいちゃんとおばあちゃんが海水浴場近くの宿としてオープンいたしました。5年前、2020年が50周年だったのですが、コロナ禍に突入。イベントを行ったりする余裕はありませんでした。今思うと、せめて何らかのノベルティは作っておくべきだったかなぁなんて少し後悔しています。
昭和の時代は海水浴の宿でした
私も子供心に覚えているのですが、船小屋の多くが浜茶屋になっていました。私の祖父母も浜茶屋を営んでいました。多くのお客様に
今日泊まれる宿はないか?
と聞かれる事が多くなり、民宿をスタートさせたのが始まりです。いわゆる客室はなく、空いていた部屋にお客さんを泊めていた、昔ながらの「ザ・民宿」でした。
昭和40年から平成の始め頃まで、日本は海水浴ブーム、スキーブームでした。佐津の集落は夏の海水浴がメインで、約110世帯のうち50軒余りが民宿をするほどの繁盛ぶりでした。ちなみに民宿かどやはその中でも7、8番目ぐらいにオープンした宿だったようです。
今でこそ、冬の松葉ガニシーズンが繁忙期になっていますが、当時は夏が繁忙期、まだカニツーリズムというのはありませんでした。
私が15歳の時ですから1982年(昭和57年)前後だったと思います。私の母親が祖父母の民宿かどやを継ぎ、今の建物にリニューアルしました。
平成に入り、冬のカニ旅行がメインに
平成に入り、徐々に冬のカニシーズンのお客様が増えていきました。私がサラリーマンを辞め、民宿かどやを継いだのが1998年(平成10年)でした。当時既にメインは夏の海水浴シーズンではなく、冬のカニシーズンに移行していました。
私が継いだ際に大きく変わったのはお風呂のリフォーム(露天風呂付きに)、更には2009年に行った客室のリフォーム(トイレ付きに)でした。
ロビーもない民宿ですが、お風呂に露天風呂がある、客室にトイレがある民宿となりました。
日本海において、カニ料理と温泉はセットのようなところがあります。民宿ですので、決して大きくはないのですが、露天風呂も設置したのはちょっとした自慢でした。ただ、男女露天風呂、貸切露天風呂、海水浴時のシャワールーム、各部屋のトイレ、水回り等を調子に乗って?!増設して行ったことにより、お風呂のシャワー圧が弱くなってしまうというデメリットも生まれてしまいました。こちらは現在、ボイラー室のスペース上、これ以上能力アップも難しく、技術的な改善策がなく、当館の弱みにもなってしまっています。
シャワー圧が弱い、お湯にすぐに変わらない等のご要望をいただく事がありますが、現在業者さんに相談しても対応策なし、今できることは最大限行なっているとのことです。当地域の技術的にこれ以上の改善は見込めないことはあらかじめご了解下さい。
カニの提供はあと3年は大丈夫な見込みです!
昨年度、10月末に県の水産試験所の説明会に参加した際、今後の松葉ガニ漁についての推移予想のお話がありました。
松葉ガニは、漁獲できるサイズになるまで最低10年かかります。そのため、幼体の推移分布等により、この先の漁獲推移予測もある程度はできます。あくまで、予測のレベルですが、少なくとも2028年ぐらいまでは今の漁獲は確保できるのではないかということでした。
もちろん、その年越しの海況でのイレギュラーもあるでしょうし、2029年以降減るというわけではありません。大きな期間で見れば松葉蟹の漁獲水位は減少傾向ではありますが、今の状況はあと3年ぐらいは大丈夫だろうということです。
「民宿」スタイルとして、特化した設備や最良の設備をご用意することはできませんが、美味しいカニを確保し、カニ料理を食べた時の皆様の笑顔溢れる2日間のお手伝いをさせていただきたいと思っています。小さな宿でスタッフも少ないからこその距離の近いおもてなしをしていきます。今年も引き続きよろしくお願いします。
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