カニのまち香住を深く知ろう!ズワイガニ講演会に行ってきました!!
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
先日ご紹介させていただいた以下の講演、日曜日のお昼でしたがなんとか行ってきました!!
講演開始の3分前に到着、講演終了1分後に帰路につきましたので、広尾先生とご挨拶がきちんとできなかったのは残念でしたが、面白いお話を聞かせていただきましたので、一部紹介させていただきます。
カニの歴史や現状等の詳しいお話しは書籍「カニという道楽」に書かれていますので、重複する部分もありますが、講演内でお話しされたことの中で面白いと思ったことを3つばかり紹介させていただきます。
「カニ貯金」という言葉
広尾先生が20代の頃から既に「冬は香住にカニを食べに行こう!」という流れはあったそうです。そのため、月5千円、年間6万円を貯める「カニ貯金」を行っていたそうです。
実はこの「カニ貯金」なる言葉、私もお客様から何度かお聞きしたことのある言葉です。
カニ旅行は年末年始前後に実施される事が多いので、お客様からも
このためにお金を貯めて1年間頑張ってきました!
おかげでこれからまた1年、仕事を頑張れます!!
また、来月からカニ貯金を頑張ります!!
なんてお話をいただくことはよくありました。
今はカニ貯金相場って月5千円?それとももっと高くなっているのでしょうか(笑)。
香住のご年配者の言葉が面白い!!
香住は戦前からカニ領が行われていたわけですから「カニと共に生きるまち」、といっても過言ではありません。広尾先生が香住の年配者に行った取材内容が面白いです。
「小さいころには缶詰工場があって、周りにカニ殻がほしてありすごく臭かった」
「セコガニをようけもろうておやつに食べた、余ったら捨てた」
「オスガニ食べた記憶がないけど、別に食べたいとも思わんかった」
「食べたいと思った時には、手の届かん値になっとった」
セコガニ以降のくだりのお話は、私の時代も少しかじっているかもしれません。さすがに捨てることはありませんでしたが、おやつがわりだったことには同意です。確かにオスガニは食べても紅ズワイ(今の香住がに)でした。松葉のオスを食べるということはありませんでした。
鮮度の良いカニが入手できたので、紅ズワイでも十分美味しかったというのもあったと思います。水分量の多いベニズワイは、日持ちせずすぐに匂いを発するので、昔は安物がにのイメージが強かったのですが、鮮度の保持技術が進んだ今となっては十分高級品になってきています。思えば、私は子供の頃から、安物がにの認識で、今では高価なベニズワイやセコガニを食べていたんですね。
香住のカニ漁はいつ頃から始まった?
香住でカニ漁が始まったのは明治2、3年ごろから。江戸時代末期に始まった手繰網漁業においてカニも入ってくるようになったのが文献でわかっている始まりとのことです。
上計村とは柴山にある集落の名称です。香住におけるカニ漁は柴山から始まったんですね。当時からカレイをメインにした網の中にカニも入っていたとのことです。今の底引網漁において、カレイ、ハタハタ、ニギスと共にカニも水揚げする流れなのは同じです。この辺りの歴史のことも、書籍「カニという道楽」に書かれています。
以上、他にも色々と面白いお話があったのですが、興味のある方はぜひ書籍「カニという道楽」を手に取ってみて下さい。
香住の、カニ宿の親父としては知っておくべき内容を改めて復習できました。やっぱウンチクは楽しいですね♪
これからもカニのウンチク、当ブログで紹介していきますのでよろしくお願いします。
広尾先生、楽しいお話ありがとうございました!!
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