おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
昨日のブログと時間帯が前後します。
先週土曜日、朝9時から夜5時半まで、
ジオパークの国際会議に参加していました♪
学術的な国際会議です♪
今回のテーマは「自然の恵みと防災」
伊豆大島(こちらもジオパークです!)での災害がリアルに起こっている
まさにその時にタイムリーな議題でのシンポジウムとなりました。
その土地の文化、風土、全てにおいて
その地域独自の大地の成り立ちが関わってきます。
それを紐解き、学び、楽しむのがジオパーク。
一見難しそうなことを行っていますが、
「なぜ、こんな文化や風習があるの?」
「なぜ、この土地でできたこの食べ物はこんなに美味しいの?」
ということを探求しているだけのこと。
それがとても楽しいことなのです。
普段はそんな楽しい事ばかり学んだりしているのですが、
今回は「防災」というちょっと重い内容。
そんな中、最後に山陰海岸ジオパーク推進協議会の中貝会長(豊岡市長)の
言われたことがすぅーっと腑に落ちました。
ジオパークと防災の関係について
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防災教育は大切。
でも多くの人は防災教育を受けたくない。
なぜなら辛いことを知らないといけないから。
しかし、ジオパークには美しい地質遺産がある。
その美しい風景がどのようにできたのかを話すことができる。
それは100万年前に起きたことなので安心して聞くことができる。
でも、そのメカニズムは今にも通じる。
つまり、ジオパークに来れば、美しい風景を通じて
自然と防災を学ぶことができる。
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きれいな景色を見て
ただ「きれいだな」で終わらないこと。
どうやってこの風景ができたのか。
それを知ることで大地の活動を学ぶことができます。
大地の活動を学ぶということは
リスクも学ぶということ。
楽しみながらかつ安全に防災について学ぶ。
日本は地震や台風をはじめとする
自然災害の起こりやすい国です。
だからこそ地学の学習は必要。
でも、現在高校の授業で地学は必修ではなく選択科目です。
ジオパークのムーブメントに乗せて、
地学的な知識を学び、防災にも活かしましょう。
今回のシンポジウムにでて学べたことはそんな内容です。
防災についてはまだまだ意識できていなかったので
目から鱗の一日となりました。
香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや