但馬のズワイガニ（松葉ガニ）って記録的不漁が続いているの？
おはようございます！民宿美味し宿かどやのガクです！！
春になり、香住がにシーズンとなっておりますが、３月末で終わった松葉ガニについての振り返りも行なっておきたいと思います。
まずは先日、漁獲結果が出ました。それを踏まえ、地元の新聞社からややネガティブな記事が出ました。
但馬のズワイガニ漁獲量502トン、過去25年で最少 記録的不漁続く 津居山は資源保護のためミズガニ漁自粛
漁獲量過去１０年で最低 但馬の今期ズワイガニ水揚げ 金額も減、悪天候影響か
見出しだけ見ると、今後松葉ガニはどんどん水揚げされなくなってくるのではないかという不安になってきますね。
資源が減っているのか、そうでないのかを測るのであれば、漁獲量（kg）で見る必要があるかと思います。
オスガニが258トンで対前年比95.5%、メスガニが207トンで対前年比98.7%、ミズガニが38トンで対前年比72.6%、総漁獲料が約502飛んで対前年比94.5%となっています。
今年は津居山港がミズガニを自粛していますので、例年通りの漁獲量で考えた場合、
オスがにの漁獲量≒メスがに＋ミズガニの漁獲量
であることがわかります。メスがに（セコガニ）とミズガニを漁獲禁止にすると、今の漁獲量は半減となります。このこと、意外にご存知ない方が多いのではないでしょうか。
カニ豊漁・不漁はオスガニで確認したいところです
オスガニだけで見れば、４.５％減です。このレベルであれば、資源の枯渇よりも、海況の影響の方が多いかもしれません。
とはいえ、今後どうなっていくのか、不安ですよね。実は先月、こういった漁獲に関する今後の動向を学ぶことのできる「ズワイガニTAC管理等に関する意見交換会」に出席しました。
科学的データから見る今後の見込みについて、明日のブログで紹介いたします。興味のある方、気になる方はぜひ参考にしていただければと思います。
結論だけ先に言ってしまうと、松葉ガニが今後枯渇していってしまうというデータはありません。但し、漠然とそんな風にネガティブな情報が出回っているのも事実です。この辺りの状況、真偽の程も明日のブログでお話ししたいと思います。
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