令和6年元旦の津波避難誘導備忘録

津波避難場所にある看板 地域情報
津波避難場所にある看板

令和6年元旦の津波避難誘導備忘録

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!

津波警報が発令、高台に避難した日から1週間が過ぎました。元々、集落の人たちは津波を想定した避難訓練を毎年行なっており、どこへ行けば良いかわかっていますので、今回警報サイレンと同時に比較的スムーズに所定の場所に集まることができたかと思います。

津波避難場所にある看板

津波避難場所にある看板

避難場所は、駐車場としてもある程度使えるスペースになっています。今回、宿泊されていたお客様の車もありましたので比較的すぐに満車になり、道路にも車を並べるほどでした。

避難場所はすぐに満車になりました

避難場所はすぐに満車になりました

そのことを踏まえて、今後考えておかなければならない点がパッと思いつくだけで2つありました。

・お客様の車の台数を考慮しなければならない

集落民の車だけならば問題なかったかもしれませんが、お客様の車もある場合は、こちらのスペースでは足りなくなります。あるいは、この避難場所は車で来ることを想定していません。集落から一番近く、徒歩でもすぐに登ってこられる場所にあります。

佐津集落を見下ろせる場所にある

佐津集落を見下ろせる場所にある

当館は元旦は休館日でしたので、お客様の誘導はありませんでした。もしもお客様も一緒だった場合は、178号線で豊岡方面へ皆で移動した方が良いかもしれません。土生トンネルまで行けば、かなりの高台になります。お客様と一緒の場合は、どう移動するか要検討です。

・暗くなったら、車をスムーズに駐車できないのではないか

今回の津波警報は16時半ごろ、まだ明るい時間帯でした。しかし、1時間もすると一気に暗くなりました。

5:28の避難場所。日は暮れました

5:28の避難場所。日は暮れました

電灯のある場所ではありませんので、あたりは真っ暗になりました。これ、暗い時間帯に集合するとなったら大変です。車もアバウトに駐車するでしょうから、あまり台数も置けなくなりそうです。もしも津波警報が出るのが深夜だったら。日没後だったら。合わせて検討が必要と思いました。

以上、実際に経験してみて、結果として解除になり解散となりましたが、近い将来本当に津波がやってくる可能性もゼロではありません。

今回知ったのですが、日本海の場合、ユーラシア大陸にあたった津波が反射してまたやってくる可能性もあるとのこと。つまり、複数回津波がくる可能性がある地域とのことです。日本海は大きな湖のような構造ですので、津波は起きにくい、あるいはそんなに高くはならないと思いがちですが、仮に身長以下の津波だったとしても、津波の危険度MAXは1mとのことです。

https://www.skr.mlit.go.jp/nakagawa/disaster-prev/eq/tsunami-type.html

東日本大震災の被害実態などをもとに、内閣府が分析した浸水深に応じた死者率では津波に巻き込まれた場合、津波浸水深0.3m以上で死亡者が発生、津波浸水深1mでは死者率100%に達します。

田舎の夜は真っ暗です。暗くても津波の来ない高さまで安全に移動できること。移動先の明かりの確保。夜に地震や津波が生じた場合の備えも検討しておくべきと感じました。

以上、まだまだ考えておくべきことはあるかもしれませんが、実際に「避難」してみて気づくこと、訓練では気づかなかったこともありました。

備忘録としてここに書き留め、区民や観光組合員で今後考えていきたいと思います。

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