11月から3月、何月のカニ(松葉ガニ)が一番美味しいのか
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
当館でお客様からご質問いただくお問い合わせの中で、松葉ガニの質問に関して最も多い質問に一つが
11月から3月、何月のカニ(松葉ガニ)が一番美味しいですか
というのがあります。これまでも当ブログで類似の質問に答えさせていただいておりますが、私自身、年々その見解に対する回答が明瞭になってきていますので、今回のブログにて、最新バージョンでお話しします。
カニが美味しいの基準とは?
実は先日、こんなことを言われました。
3月の松葉蟹って他の月に比べて大きいって本当ですか?
美味しさもさる事ながら、大きさも重要ですよね。11月から3月まで、季節によって仕入れるカニの美味しさ=味だけでなく、大きさも重要。カニの場合、味、大きさ、身入りの3つの基準があるとも言えます。
当館の場合、大きさよりも身入りを重視します。見た目が大きくて身入りの悪いよりも、見た目は小さくても、身がしっかり詰まったカニの方が美味しいし、味も濃い(=美味しい)からです。
では、小ぶり、大きめというのは月によって変わるのでしょうか。12、1、2月は海況の悪い日が多く、年末年始相場も相まってカニ相場が高騰する時期です。同じ仕入れ価格を出しても、11月や3月に比べてカニが小ぶりになりやすいです。
3月の松葉蟹って他の月に比べて大きいって本当ですか?
というのは、3月の比較的海況が安定し、かに需要が高くないタイミングでお越しいただければそういったこともあります。勿論、12月から2月までの間でもスポット的に安くなることもあれば、11月や3月に海が荒れて高くなることもあります。
ただ、あくまでも確率論で言えば、11月や3月は大きめで身入りの良い美味しいカニを入手しやすい時期となります。特に特選プランをご検討いただく場合は、11月と3月がお勧めです。
仕入れ価格との相対的な関係で考えた時、11月や3月、すなわちまだ雪も降っていなくて海峡が比較的穏やかな時期は質の高い(=美味しい)カニが入手しやすいと言えます。
カニを食べて満足度の高い時期は?
ただ、人の味覚というのは「カニの質」だけで決まるものではありません。例えば、通販でお取り寄せなどで地物のカニを食べるならば11月や3月はお勧めです。しかし、カニを食べるのに適した時期というのは存在します。
例えば、
せっかくの大好きなカニ、雪の降る寒ーい時期に日本酒と共にカニ鍋で食べたい
なんて方も多いのではないでしょうか。
「カニ鍋」は寒い時期ほど、より美味しい。あるいは美味しく感じる、というのはあると思います。3月に入ると水温は低いのですが、気温は暖かくなってきます。鍋を囲む、というイメージが厳冬期に比べると少なくなります。また、
1年頑張ったご褒美に12月は日本海へカニを食べに行く
という方も多く、ご褒美旅行の時の達成感、満足度はカニをより美味しくさせてくれますよね。カニ自体は、年中水温が一定の深海に住んでいます。強いて言えば、水揚げの際に11月の高水温の水面をくぐってくるか、3月の低水温の水面をくぐってくるかの違いはあるかもしれませんが、松葉ガニは比較的強い個体ですので、味に大きな影響を与えるほどではないでしょう。
つまり、「カニ(松葉ガニ)の美味しさ」は人の心理的要素、体調的要素が大きく左右すると言えます。個人的にもやっぱりカニって一番寒い時期に食べるのが美味しく感じるなぁというのが正直なところです。
カニ自身の美味しさを求めるか、カニを食べる雰囲気を求めるか、とも言えるかもしれません。お勧めなのは、どちらの時期にもお越しいただき、自分はどちらで美味しく感じられるかを試してみることです。
といいつつ、1シーズン中に2回いらっしゃる方も多く、結論としては「どちらも美味しい」だから2回来る、という方が圧倒的に多いです(笑)。
それ以前として、交通手段によって決める方もあります。ノーマルタイヤの乗用車しか持っていないので、毎シーズン12月から2月は避け、雪の降らない11月か3月に検討している、という方もあります。
今シーズンの場合は、かにバス・香住ライナーを利用して、厳冬期にお越しいただくのも良いかもしれません。
ぜひ、自分にとってカニを美味しくいただける時期、月を見つけて下さいね。
******************************************************
LINEからのお問い合わせはこちら
香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
兵庫県美方郡香美町香住区訓谷319番地
Tel:0796-38-0113
↑↑↑
スマートフォンから電話番号を
タップすると直接発信可能です
メールでのお問い合わせフォームはこちら