おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。
先日、香美町ジオガイド養成講座がありました。
既に受講してガイド資格を持っている私ですが、
今回は海ではなく山側での開催。
香美町の山の知識はまだまだですので
兎和野高原で開催された今回の第1回め講座に参加いたしました。
現地巡検では猿尾滝に行きました。
日本の滝百選にも選ばれている『猿尾滝』
この滝の特徴は上下2段に分かれているということ。
下段の滝が猿の尻尾に似ていることから命名されたと言われています。
今回しっかりと学べたのはこの上下2段の違いについて。
上段はマリア様や観音像が見えるということで有名。
ゴツゴツとした岩が特徴です。
猿尾滝の上段
下段はツルツルとした岩が特徴。
猿尾滝下段
全く岩質が違うわけです。
上段の更に上は泥岩だそうです。
上段は閃緑岩、下段は玢岩(ひんがん)と言います。
この名前自体は専門用語なので覚えなくてもよいです^^;
元々1500万年前ごろの地層(泥岩、当時は海底!!)に
マグマが貫入してきたのがこの閃緑岩や玢岩の部分。
(専門用語では『岩脈』と言います)
ん?!貫入って言葉も難しい??!
もっとざっくり言ってしまうと
泥岩の地層の割れ目の部分に入ってきてマグマが固まった岩、ということです。
その中でも時間をかけて冷え固まったのが閃緑岩、
急激に冷え固まったのが玢岩です。
粒が斑な閃緑岩と同じ大きさの玢岩
滝壺に落ちた岩を確認すると
泥岩、閃緑岩、玢岩それぞれを確認することができます。
今回、教えていただいた県立大の先山先生
見て美しい、感動の猿尾滝。
どのようにしてできたのか、しっかり学ぶことができました♪
専門家の方に連れて行っていただくと
また違った見方ができるので楽しいです。
山のことも解説できるようになるため、
ただ今勉強中です~♪