世界農業遺産に「但馬牛飼育システム」が認定されました!!
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
7月に審査結果が出るというお話は聞いていましたが、こんなに早く発表されるとは思っていませんでした。
この度、日本農業遺産として認定されていた「人と牛が共生する美方地域の伝統的但馬牛飼育システム」 が世界農業遺産の認定を受けたとの発表がありました!!
世界、日本農業遺産とは
世界農業遺産及び日本農業遺産は、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、将来に受け継がれるべき重要な農林水産業システムを認定する制度です。「兵庫美方地域の但馬牛システム」が世界農業遺産への認定申請承認及び日本農業遺産に認定されました|香美町「兵庫美方地域の但馬牛システム」が世界農...
「人と牛が共生する美方地域の伝統的但馬牛飼育システム」とは
美方郡産但馬牛は、古くは嘉永2年(1849)に子牛市を開設した記録があり、明治30年(1897)頃には全国に先駆けて「牛籍簿(牛籍台帳)」が整備され、それによる個体管理を行い黒毛和牛の中では全国で唯一郡内の血統にこだわり和牛の改良が行われ続けています。さらに、美方郡産但馬牛を中心とした堆肥と稲わら飼料を用いた環境創造型農業のシステムにより地域の暮らし、農村環境や多種多様な生物資源などが守られています。
言ってみれば、現在流通している黒毛和牛の源流となる地であり、メンデルの法則(遺伝)が確立する前から血統性に気づき、管理飼育し続けていたことが評価された、ということです。
我々消費者側から見ると、どんなことがすごいかというと、あの但馬牛特有の霜降り肉の美味しさを享受できるのは、但馬牛の血統を100年以上守り続けて来てくれたから、ということになります。
今や但馬牛の95%が神戸ビーフとしての認定を受けています。特産松阪牛も、「但馬地方(兵庫県)より生後約8ヶ月の子牛を導入し、900日以上肥育されたもの」と定義されています。いわゆる高級クルげ和牛と呼ばれている牛肉はほとんど、いえ、全てと言って良いほど、但馬牛の血統が入っています。
当然ながら、当館でお出ししている料理(ステーキやしゃぶしゃぶ等)は、全て神戸ビーフクラスの但馬牛です。
美味しいお肉が美味しい理由がその地域とともに認められた、というのが我々が嬉しい理由でもあります。より但馬牛の価値が高まった、先人も含め、但馬牛に関わる人たちを評価していただいたことでもあります。
美味しい牛肉が更に歴史も風土、飼育も含め、世界で認められまた!そのことを喜び、当館でも敬意を払って但馬牛のお料理をお出ししていきたいと思います。
ちなみに・・・
但馬牛(神戸ビーフ)とそれ以外のお肉で味の違いってあるの?食べてみてわかるの?という質問を受けることがよくあります。
これ、一般人でもすぐにわかります。但馬牛の血統の入ったお肉は、鼻に抜けるあまーい香りがあるのが特徴です。但馬牛とそれ以外のお肉を食べ比べてみるとよくわかりますのですが、当館の夏プラン、活イカや活オコゼのプランには但馬牛のサイコロステーキがついていますので、ぜひその「和牛香」を味わってみてくださいね。
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