春秋冬と夏で提供する魚介類が異なるのは、漁法と漁場が異なるためです
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
先日、5月末で柴山港にて全ての底引き網漁船が帰ってきていました。
魚介類がたくさん水揚げされる香住、香住漁港と柴山港という大型船の停泊する港を持っています。その中で中心となるのが大型の底引き網漁船です。
底引き網漁船は9月から5月まで運航し、11月から3月のメインは松葉ガニ、それ以外は底もんの魚(カレイ、ハタハタ、ニギス等)になります。最近では春のホタルイカも底引き網漁船で水揚げしています。
カレイ、ハタハタ、ニギス等は一夜干しでも人気ですので、通年で食べられる食材として認知されています。
また、同じ時期に紅ズワイガニ(香住がに)漁として、香住漁港にてカゴ網漁も行われています。
さて、これら2つの漁法の船が休漁となる6、7、8月。漁法も変わりますので、獲れる魚介類も大きく異なります。
いわゆる夏場は浅海漁業が中心となり、定置網漁、刺し網漁、一本釣りなどが漁法としては主流となります。
ちなみに当館の名物「活おこぜ」は刺し網漁で水揚げされています。
ざっくり言ってしまうと、夏場とそれ以外の魚種の違いは、
夏=漁場が沿岸となる浅場の魚
夏以外=漁場が遠い深場の魚
と言うこともできます。
お刺身でヒラメやキジハタが多くなるのも浅海漁となる夏場の特徴ですね。
キジハタはあこう、あかみず、わかみず等、地域によって色々な名称のある魚ですが、夏場の高級魚として人気のお魚です。
夏は夏だけの魚介類を提供しています。活イカもその1つです。個人的には夏とそれ以外、カニの時期とそれ以外に2回、お越しいただけると嬉しいなと思います。
夏の香住の海の味覚。是非堪能して下さいね。
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