カニスプーン・フォーク、どっち側を使っていますか?
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
カニスプーン・フォーク、どっちを使う?
先日、スタッフとお客様との会話で面白いことを発見しました。皆さんは、カニ身を殻から取り出す際、カニスプーン、カニフォーク、どちら側を使いますか?
実は、お客様がお召し上がりいただくところを見ていると、多くのお客様がカニフォーク側を使われています。茹でがに、鍋のカニ、焼きガニ。どのパターンでもフォークでホジホジして身を取り出す。そんなイメージがあるみたいです。
しかし、私もそうですが、香住で生まれ育ち、子供の頃からカニを食べなれているスタッフの多くは、スプーンの方を使います。つまり
お客様=カニフォーク
地元民=カニスプーン
といった傾向があるのです。勿論、全ての方がそうとは言えませんが、傾向としては地元民はフォークではなく、スプーン側を使う傾向があるようです。
なぜ、地元民はカニスプーンなのか
では、なぜ地元民はカニスプーンなのでしょうか?はっきりとしたことはわかりません。ただ、私は一つの仮説を立てています。そもそも、地元民はカニフォークやカニスプーンといったものを使いません。箸で対応します。最近になってお客様に使ってもらうのでたくさんあるので自分たちも使うようになったというのが実際のところだと思います。そんな中、「地元民がカニを食べる」状況を考えた時、高価な松葉ガニ(ズワイガニ)を食べる習慣はなかったと思います。カニを食べるといえば、リーズナブルな紅ズワイガニ(今でいうところの香住ガニ)でした。
紅ズワイガニの特徴は身離れが良いこと。特に茹でがになどは身が殻からスルッと抜け出ますので、とても食べやすいです。殻を真ん中からパキッと割り、スプーンの方でグイッと押し出すと、身がキレイに剥がれていきます。つまり、フォークなどの尖ったものでホジホジしなくてもスルッとキレイに身が取り出せるわけです。
一方でお客様は松葉ガニからカニ料理に入ります。「カニの身がスルッと抜け出す感覚」を持っていない人が多い。フォークの方で殻から取り出していくイメージが強いのではないでしょうか。
紅ズワイガニで身取りをスムーズに行うことのできる地元民は、それが松葉ガニ(ズワイガニ)に変わっても、カニ身取りの長い経験から、スプーン側で上手に松葉ガニでも身を取り出せてしまう。フォーク側を使う必要性をあまり感じないんですね。
以上は私の仮説です(笑)。その通りなのかもしれませんし、間違っているかもしれません。いずれにせよ、香住ガニ(紅ズワイガニ)ならばスプーンの方で一気取りできます。是非試してみて下さい。うまく行ったら次は松葉蟹でもトライしてみて下さいね。
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