香住の宿が夏に蟹料理をお出しすることに対する賛否について

タグ付ゆで香住ガニ 香住ガニ
タグ付ゆで香住ガニ

香住の宿が夏に蟹料理をお出しすることに対する賛否について

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!

先日、夏にも蟹料理をお出ししているお話を当ブログでさせていただきました。

夏でも蟹、香住ガニって食べられるのですか?
先日ご宿泊いただいたお客様に「6月でもカニが食べられるんですね!嬉しかったです」と言って頂きました。勿論、水揚げされたばかりのカニではありません。5月までに水揚げされた香住ガニを瞬間凍結し、夏場に姿の茹でがにとしてお出しできる様に確保しています。

このことに関してはやはり、賛否があるようです。”旬”ではないお料理をお出ししていることになる。そう言われるとたしかにその通りです。カニ漁(紅ズワイガニ漁)は9月から5月まで、6月から8月の間は禁漁です。

現在、春に水揚げされた香住ガニを新鮮なまま急速冷凍したものを夏にお出ししています。

タグ付ゆで香住ガニ

タグ付ゆで香住ガニ

味は満足していただけるものと自負しています

正直、冷凍であることがわかってしまうようなクオリティではないと自負しています。美味しいものはやっぱり美味しい。香住ガニ(紅ズワイガニ)はズワイガニの中でも水分量が高いため、鮮度が落ちるのが早いです。松葉がにと比べて一番のデメリットであり、価格が安い理由と私は思っています。

カニ食べ比べプランにて。上半分がズワイ、下半分が紅ズワイ

身入りは確かにズワイガニ(松葉がに)の方がプックリしていて良いです。ただ、紅ズワイガニ(香住がに)の方がジューシーで甘みが強く蟹の味がしっかり楽しめるという良さもあります。どちらのほうが美味しいというものではなく、どちらの方が好みかの話です。

また、冷凍するに当たっても、鮮度の良いうちに急速冷凍をかけるというのがポイントです。先にもお話したとおり、香住ガニは水分量が多く、鮮度の落ちが早いです。鮮度が落ちる前に急速凍結することで、美味しさを保持させています。そのため、夏に食べても鮮度抜群の蟹を提供できている点で、味は満足していただけるものと自負しています。

旬の食材ではない料理をお出しすることに対する是非

とはいっても、旬のものではない食材を食べることに対する是非というのはあろうかと思います。私が夏にも香住ガニをお出ししているのは

カニの本場”香住”

という、地域からお客様へのメッセージを送っていると考えています。

香住は戦前からカニ漁を行っていた歴史があります

また、紅ズワイガニ漁に関しては、関西、近畿で唯一水揚げされています。カニ鍋発祥の地で、「冬にカニを食べに日本海へ行く文化=カニツーリズム」を最初に行った地域でもあります。何よりも9月から5月まで、1年のうち9ヶ月間蟹三昧のカニのまち。このことをアピールすること、その事をわかってお越しいただいているお客様の期待に沿うことも『カニの本場”香住”』として行うべき責務であると考えています。

夏でもこんなに美味しいカニが食べられるんだ!さすが香住!!

と言って頂けるようなカニをお出ししたいと思っています。もちろん、夏場のメイン料理はカニではありません。当館の場合、オコゼや活イカもお出ししています。これら旬のお魚をメインにして、

せっかく香住に来たのだから美味しいカニを食べたいよね

の期待にも添いたいと思います。

タグ付ゆで香住ガニ

夏でもタグ付ゆで香住ガニをお一人1ぱい食べていただくプランがあります!

夏でもゆで香住ガニがお一人様1ぱいはついているプランがある。メイン料理と感じていただく、サブ料理として楽しんでいただく。楽しみ方はお客様の自由です。ぜひ、夏でも美味しい香住ガニをお召し上がり下さいね。

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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
兵庫県美方郡香美町香住区訓谷319番地
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