香美町の但馬高原植物園へ但馬牛”但馬玄”72部位食べ比べに行って来ました!
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
但馬牛の部位食べ比べってご存知ですか?香美町にある但馬高原植物園内のレストランにて実施されている特別メニューです。1週間前までに要予約の61部位コースと3日前までに要予約の41部位コースがあります。
今の季節はレストラン内での実施となりますが、冬場はカマクラを作り、カマクラ内で焼肉を食べられるプランとしても人気です。
香美町内という、カニプランで宿泊したお客様が翌日のランチでお越しいただくケースも多いのだとか。
神戸新聞の記者さんが動画で実際にレビューをされています。こちらがわかりやすいです。
牛肉を部位ごとに食べるという企画自体もすごいのですが、提供されるお肉が但馬牛の中でのトップランク香美町の誇る上田畜産さんの”但馬玄”です。肉質、ランク的にも神戸ビーフクラスのもの。先のリンク先の61部位の価格が2名様税込3万円を見て”高い!”と思った方もいるかもしれませんが、むしろ最高級神戸ビーフでこの企画ですので、たまひまとボリュームを考えても格安のプランです。実際、年間の注文量も聞きましたが3桁あり、その人気ぶりにもビックリしました。
非売プランの72部位食べ比べコース
さて、今回私が食べたのは、なんと61部位でも41部位でもない72部位という究極の非売プランです。なぜ、そんなプランが実現したかというと、クラウドファンディングのリターンでの企画だったためです。
実際に72部位盛り付けられたのがこちら。
所々色が濃いプレートがあると思います。この部分が61→72部位に増えた11部位になります。
二人前なので、71部位すべてが2切れずつあり、一人前あたり300gを超える、とのことですが、脂が胸にもたれない最上級神戸ビーフでもある但馬玄ですので、完食後に胸焼けする等なることはありませんでした。
以下のように鉄板にお肉を乗せて、部位を確かめながら食べていきますので、食べ切るのに2時間ぐらいかかりました。
72部位を個々に解説するとしても、語彙力に限界がありますし、自分でもわけわからなくなります(笑)。ただ、普段自分が食べているお肉の部位が牛のどの辺りであるかはよくわかりました。例えば、やや硬めで肉の味が濃いのがお尻あたり。もしくはよく動かす稼働部の辺り。柔らかいのが背中の部分。脂(霜降り)が多いのがお腹周り、といった感じです。
ロースやヒレ、サーロインやシャトーブリアンも背中の部分になりますね。
面白かったのは、見た目が同じようなお肉でも、噛みごたえや味が全く異なること。味にしても肉本来の味が濃い薄い場合と、脂の甘みが多い少ないがあります。個人的に一番美味しいと感じたのは”ミスジ”でした。うで肉近辺なのですが肩甲骨の裏、あまり動かさない辺りなので柔らかいのが特徴。焼肉屋さんによっては「特上カルビ」の名前で販売されている部位だそうです(帰宅後Webで調べました)。希少部位ではありますが、時々ステーキ等で販売されているので今後は意識してミスジの部分を買いたいなぁと思いました。
黒毛和牛の”本場”を実感できる究極のコース
昨日、”なぜ香住がカニの本場なのか”という話をさせていただきましたが、今回のプランを食べてみて、”但馬は黒毛和牛の本場”であることを改めて確信しました。
但馬牛がいなければ、日本全てのブランド牛は存在しなかった。そこまで言えば大げさですが、血統を追いかけていけば全て但馬産黒毛和牛に到達するのは事実です。そんな歴史的根拠とともに、こういった部位食べ比べを企画できるお店がある、シェフがいることが但馬の香美町のポテンシャルの凄さだと実感しました。
なんかもう、72部位を目で見て判断できるシェフがいる時点ですごいですよね(笑)。更にはこのお肉を乗せている木のプレートも手作り。但馬牛は脂の融点が低い為、生肉を乗せるギリギリまでプレートを冷凍庫で保管して準備しているそうです。
ゴールデンウイーク以降はツリーハウスでも食べられる模様です。
但馬牛を一頭買いしているからこそできる企画。当館ではできません。
12部位、41部位、61部位はどなたでも食べることができますので、興味のある方はぜひ但馬高原植物園さんにてトライしてみて下さいね!!
当館にご宿泊のお客様。翌日のランチにいかがですか?
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