カニが高騰していますが、去年に比べてカニの品質は落ちていますか?
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
当館ブログ、コロナに関する話題よりもカニ高騰に関する話題の方が多いかもしれません。そのためか、リピーターさんに
去年まで同様の美味しいカニを今年も食べられますか?
去年に比べてカニの品質は落ちますか?
といったお問い合わせをいただいております。
去年に比べて品質は落ちているか?
12月20日までの状況でお話ししますと。今のところ、食べてみて”去年よりも品質が落ちてるな”と確認できるほどの差はないです。
それよりも体調や気候による感覚の差の方が大きいかもしれません。例えば、去年に比べて今年の12月中旬、今時期の気温は低いです。すると、お鍋が美味しく感じますよね。実際、
去年と変わらない味ですね
更には
去年より美味しいです!!
と言っていただける方もあります。
但し、価格高騰していますので、例年に比べてサイズは小さくなっている場合があります。(その日の海況に連動した仕入れにより、例年通りの年もあれば、小さくなってしまっている年もあります)
例えばわかりやすいところでいうと、甲羅味噌の炭火焼きの甲羅のサイズが例年よりも小さい、なんてことは起こっていると思います。
但し、だからといってミソの品質や入りが悪いわけではありません。
価格高騰にどのように対応しているか
カニが小さくなってしまう・・・
これが1番のカニ高騰の影響かと思います。では、それをどのようにリカバリーしているか。
例えば。
価格が少し安くなる指落ちのカニを仕入れる。
上記の写真のかに、右の親指がありません。親指(爪の部分)がないカニは、柴山港では2本落ちとなります。
あるいは親指の小さいカニを仕入れる。
柴山港では”ブラがに”と呼びます。親指が細いため、見た目は若干貧相で、お値段もお安くなりますが、悪いことばかりではありません。かにみその入りがハンパなく多いのです。
例年よりも甲羅が小さくても、カニみそがたっぷり入っている時は、ブラがにの甲羅だったりするかもです。
一概に小さいから残念、ということではなく、むしろかにみそベースで考えると
甲羅は小さくなったけど、かにみそは量も質も良くなったよね
と言われることもあります。
ブラがにをお出しした時、「去年よりかにみそが美味しい!」と言って絶賛する方もいれば、「親指が去年より貧弱。品質が落ちた」と言われる方も。どちらの可能性もあります。
つまり、”去年より美味しかった、美味しくなかった”という感想は出てくるかもしれませんが、現時点で”品質が落としていない”と自負しています。「カニ高騰」との因果関係は少なく、その日の仕入れ状況の結果だった、あるいはその日のお客様の体調での感じ方の問題であることがほとんどです。
年末年始にかけてカニが高どまりし、予算内では品質の悪いカニになる、なんてことが起こる可能性がゼロとは言えませんが、基本的には現状当館の利益を削ってでも、例年通りのカニをお出しするように努めていますし、今のところそのようにできています。
「美味しいカニを食べる」目的は果たせているはず、ですがどう感じるかはお客様の主観ですし、その日の仕入れ状況荷重よ理、「去年食べたカニの方が良かった」ということは起こり得ます。海のものですから、去年と全く同じカニをお出しすることはできません。
年を明ければ需要も落ち着きますので、今以上は高くならないことを期待しています。であれば、なんとか(当館としてはかなり利益の取れない状況ですがT^T)今シーズン残りは例年通りのカニをお出ししながら乗り切れるのではないかと考えています。
GoTo再開等での需要過多による高騰は避けていただきたいなーとは思っていますが、万一不足の事態が起こったら、当ブログでご報告させていただきますね。
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