おはようございます。民宿美味し宿かどやのガクです。
札幌市、大阪市、東京都の旅行自粛を受け、宿泊施設でのキャンセルが増えてきているようです。当館も大阪市のお客様が多いため、以下のようなお知らせをさせていただきました。
の中で記載させていただいた「12月15日までにご予約のお客様へ」の部分です。
今、当地域に該当しそうなのは大阪市内の皆様の12月15日までの自粛についてです。また、周辺地域にお住いの方でも不安な方もいらっしゃると思います。そこで、今回の宣言期間中(令和2年12月17日までのご宿泊)は前々日まではキャンセル料なしでのキャンセルにて対応させていただきます。2名様1室の場合は前日10時までのキャンセルはキャンセル料無料とさせていただきます。
キャンセル規定を変更し、1週間前からのキャンセル料発生を前日からに短縮させていただいております。(12月17日までの措置であり、その後は通常に戻ります)
GoToトラベルキャンペーンで平常よりも多くの方が旅行をされているからでしょうか。このキャンセル料が発生するというのを、ご存知ない方もあるようで、そのことによるトラブルを同業者さんから聞くようになってきました。
ホテルのキャンセル料は当日のみ、あっても前日まで?
ホテルの予約をした際、キャンセル料は当日のみだった。あっても前日から。でも、旅館や民宿は2、3日前から発生するところがほとんど。
最近は当館のように1週間前、2週間前から発生するように設定している宿泊施設は多く存在します。特に旅館を中心とした夕食付きの宿泊施設に多いです。
例えばビジネスホテル等の場合、予約をしているお客様が来ないということはよくあるそうです。そのため、客室数よりも予約数を多めにとるホテルもあるのだとか。
素泊まりベースのホテルの場合、室料と人件費のみの経費であることと、キャンセルが出てもある程度夜遅い時間まで部屋を販売可能であるため、キャンセル料は直近しか徴収していないケースが多い。
夕食の伴う旅館・民宿での当日キャンセルは宿側が大損害!
逆に、夕食を準備してお客様をお待ちしている旅館・民宿のような業態の場合、お客様が当日連絡なく来ないというのは大事件です。私の宿の場合、今のシーズンですと仕入れ(松葉ガニ)が非常に高価なため、もしもお客様が来なかった場合、大損害となってしまいます。
夕食付きですので、室料と人件費以外に食材の仕入れがあり、しかも夕食を実施する時間までにお客様がチェックインしてもらわなければなりませんので、販売時間も早めに打ち切らなければなラズ、簡単に代わりのお客様でとはなりません。
当日キャンセルに対し、すぐにその客室に別の予約が入ってくる確率は、ビジネスホテルやシティホテル等に比べ、時期にもよりますが非常に低いのが夕食付きの旅館のような業態です。
急なキャンセルによる実損の大きい業態であると言えます。
旅館、夕食付きの宿泊キャンセルはお早めに
食材や料理内容にもよりますが、食材の仕入れやお料理の仕込みは、数日前から行う場合もあります。前日キャンセルであっても同じ料理内容、同じ人数で代わりのお客様が入らない場合、実損が生じるケースもあります。
日本の場合、洋式宿泊施設であるホテルと、和式宿泊施設である旅館というように、スタイルに多様性があります。大きな違いは寝る時のベッドと布団ではなく、夕食がついているか否かという点にあります。(もちろん、例外として夕食付きのホテルや素泊まりの旅館もあります)
この違いによって、キャンセル料のかかる日程や、キャンセル料率も異なります。夕食付きの宿泊施設は当日、前日はほぼ間違いなくキャンセル料がかかると思った方が良いです。
特に今はコロナ禍で、多くの宿が組数・人数制限をしています。数を制限している中でのキャンセルは、代わりのお客様が見つからない場合、宿の存続に関わるほどの大きな売上減ダメージとなります。
キャンセルする際は1日でも早めにキャンセルの連絡を入れて下さい。迷っている場合も早めに相談して下さい。
なお、GoToトラベルキャンペーン期間中は割引後の価格ではなく、割引前の価格にキャンセル料が発生しますので、お越しいただくよりも来ない方がお金が多くかかります。
GoToトラベルキャンペーン期間中の予約をキャンセルする際にご注意いただきたいこと
ご注意下さいね。
香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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