宿泊施設のチェックイン、チェックアウトの正しい考え方について

思うこと
お部屋の鍵

おはようございます。民宿美味し宿かどやのガクです。

旅館・ホテルの常識、世の中の非常識!?宿泊施設を営む私たちにとっては常識でも、一般の方にとっては

えっ!?それ知らなかった!!

ということが多々あります。一般の方で知らない人が多ければ、それって常識ではないのでしょうけど。旅行がツアー旅行から個人旅行へと変わり、知らない方が増えた。コロナの影響で宿泊施設へ直行直帰のお客様が今は多いというのが原因かもしれません。


フロントでルームキーをもらう、返却する

チェックアウト、チェックインの定義について。当館が、ではなく当館も含めた宿泊施設の一般的な考え方としてお読み下さい。

チェックアウトとは?

ホテルや旅館、宿泊施設ではチェックイン時間やチェックアウト時間が決まっています。時間外で利用する場合は、事前に延長交渉をしなければなりません。

そんな中、先日こんなツイートを見かけました。

 

この投稿から感じられるのは、チェックアウト時間になってもチェックアウトされないお客様が一定数いらっしゃるということですね。

ただ、実際にチェックアウトの正しい定義をご存じない方もあるかもしれません。

正しい定義は

 

部屋を引き払い、支払いを完了させること

です。

お部屋を10時ギリギリまで利用される場合は、事前に精算を済ませておくのがオススメです。(但しその際、お部屋の鍵をフロントに返すのは忘れないようにしましょう。お部屋の鍵の返却と同時に精算をすれば大丈夫なのですが、先精算するとうっかり部屋の鍵を持って帰ってしまうということがあります)

また、チェックアウトが10時を過ぎそうな場合、事前にお宿に申告しておいた方が良いです。当館に限らず一般論ですが、10時以降の利用予定や、お掃除会社、またはスタッフとの契約で午前中に部屋掃除の予定が入っている場合もあります。

チェックインとは?

以前お客様に

チェックインは何時ですか?

と尋ねられ、

15時です。

と回答したところ、

では、15時までに到着します。

とのお返事をいただいたことがあります。

また、こんなこともありました。

Web予約で15時チェックインとされていたお客様。到着が15時20分ぐらいでした。すると、

到着が遅れて申し訳ありません

と言われました。

チェックイン時間=アポイントメント

という解釈をされているようでした。であれば、きちんとされている方ほど5分前行動を遵守されているでしょうから、先のコメントは納得です。

チェックイン時間は目安であり、予定時刻より30分、1時間と遅れるようであれば宿に連絡を入れておくのはマナーとしてとても良いことだと思いますが、遅れてはいけない、時間前に行かないといけない、というものではありません。

例えば当館の場合、

15時からチェックインは可能で、17時を過ぎるようであれば、道中からでも連絡を下さい。

というのをガイドラインとしています。チェックインは15時以降であれば、17時までならば何時でもOK、17時を過ぎるようであればご一報を、といった感じです。

話を元に戻します。

これらの会話をした時、業界の常識はお客様全てが知っているものではない、と私自身痛感しました。

チェックインの正しい定義は

ホテル・旅館の入館手続きを行い、客室利用が可能になる時間

のことです。

しかしチェックインという言葉は宿泊施設以外で使われることがあります。飛行機の搭乗手続をする際です。ホテルの受付をする場所は「フロント」と呼びますが、飛行機の受付は「チェックインカウンター」と呼びます。つまり、

ホテル、旅館・・・チェックイン(フロントでの手続き)時間から客室を利用可能

飛行機・・・搭乗時間◯分前までにチェックイン(カウンターでの手続き)すること

という意味で、同じ観光業であるにも関わらず、意味が時間前と時間後で解釈が逆になってしまいます。

そう考えると、

15時チェックイン=15時までに行かなければならない

と考える方がいらっしゃるのは、あながち間違った捉え方でないのかもしれません。私たちが宿業界の常識にとらわれて、

なんて非常識な考え方なんだ!

ということはできますが、俯瞰して捉えると解釈違いは普通に起こることがわかります。

とは言っても、宿泊施設を利用される方には、宿泊施設のチェックイン、チェックアウトの定義を知っておいていただきたいところです。

例えば10時チェックアウトならば、10時までに宿を退館するという意味です。延長される場合は事前に連絡を。有料になりますが、レイトチェックアウトが可能な場合もあります。

15時チェックインの場合は、15時以降に客室を利用できます、という意味です。こちらもアーリーチェックインといって有料になりますが、時間よりも早くから利用できる場合がありますが、事前に確認が必要となります。

以上、チェックイン・チェックアウトは旅行業界の専門用語ですが、ぜひ正しい理解をしておでかけ下さい。場合によっては、精算時にいきなり追加料金を請求される場合もあるかもしれませんので)


チェックイン・アウトのお話でした!

香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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