少し前の話になりますが、先日「ジオカフェdeカニ」というタイトルでカニに関する勉強会を開催しました。
実は香住には戦前から水産技術センターがありました。戦後は空前のカニブームもあり、ズワイガニ、紅ズワイガニについて深く研究されています。
今回、特に聞きたかったのはカニの生態について。
カニのまち「香住」を自負するならば、生態についてもがっつり知っておきたい。そんな思いもありました。
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
今回、紅ズワイガニ(香住ガニ)とズワイガニ(松葉ガニ)それぞれについての詳しい解説をしていただきました。
面白かった話はいくつかありますので、一つずつ回を分けてお話しします。今日は紅ズワイガニで面白かったお話をば。
紅ズワイガニは何を食べているのか?
紅ズワイガニといえば、カゴ網漁です。カゴ網の中に鯖の切り身などを吊るし、それを求めててきたカニを捕捉する漁です。
そう考えると、紅ズワイガニって魚を食べるんだな、と思いがちです。もちろん、それだけではありません。深海魚だとアゴゲンゲ、イカやエビ、プランクトンなども食べます。ただ、意外と多い食べ物があるそうです。
実は(松葉ガニもそうなのだそうですが)共食いが多いそうなのです。
カニがカニを食べる。
ビックリなのですが、それを避けるために、
稚ガニ・・・1000?1500m
若ガニ・・・1700m
成体になると浅場(数百m)へ
と住み分けしているそうなのです。
カニの敵はカニ。
そういえば、1月になっても活けのセコガニがお土産屋さんの生簀で販売されているのを見かけることがあります。漁が終わって1ヶ月後でも普通に生簀にいる。
エサは?
昔聞いてみたことがあります。生簀のカニはエサを与えませんが、長く生きます。特にセコガニの場合、お腹の卵を食べて延命するのだそうです。
カマキリではありませんが、共食いが一般的な生き物っているのですね!!
エサが限られている深海では、大型のカニ同士でも共食いするのは一般的とのこと。ビックリのお話でした!!
こんな感じのお話も聞きましたし、多くの方が懸念しているカニの漁獲漁現象のお話も聞きました。この部分が一番気になりますよね。明日は「セコガニは禁漁にすべきか」というお話をします。こう、ご期待!!
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